「エルフを狩るモノたちリターンズ」 全1巻 矢上裕

  • 2008/03/05(水) 23:41:11

このテイストも久しぶりだなぁ。

エルフを狩るモノたちリターンズ (電撃コミックス)エルフを狩るモノたちリターンズ (電撃コミックス)
(2008/02)
矢上 裕

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アニメを全部見た後だったていうのも相まって非常に楽しめた。
すでに完結した作品のキャラを使って外伝的に作品を出すのは、キャラモノとしては美味いんだろうけど、作品全体にとってはどうなのかなぁって印象もなくはないんだけど、コレは前作の世界観も壊す事無くすきっとまとまってて好印象だった。

淳平、律子、愛理、セルシアの4人のコントの完成ぶりはさすがに長い間培ってきただけのことはあるなと。
やっぱこの完成されたキャラクター達は凄いね。
それにしても律子の淳平への想いを匂わせる演出とか、ファン心をかなりくすぐられた。
ギャグのテンポがいいのはもちろんのこと、ちょっといい感じの締めしようとしつつギャグテイストは崩さないエピソードは、相変わらずだし。
しっかり「エルフを狩るモノたち」で安心。

この企画が掲載誌でもある「電撃gao」の休刊に伴ってってのは少し悲しいけど、単行本1巻分にすっきりまとまって出来のいい外伝が読めたのは幸せだな。
「ヒッカツ」「GoWest」と最近あまり当たりのない矢上裕だけど、テンポもいいし、構成も巧いし、あとはいいキャラが生み出せるかどうかって感じがしたなぁ。
「エルフを狩るモノたち」もう一回全部集めようかな…。

「でじぱら」 1巻 高木信孝

  • 2008/02/17(日) 21:27:25

薀蓄系マンガはどこまで行くのか。

でじぱら 1 (1) (電撃コミックス)でじぱら 1 (1) (電撃コミックス)
(2006/08/26)
高木 信孝

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作品紹介
〜無為な日々を過ごす大学生「松下けんじ」は、ある日、壊れたラジカセから現れたAVの精霊と出会う。
精霊に導かれるままたどり着いたのは、大学のとあるサークル。
AV倶楽部と名づけられたそのサークルにいたのは、「まれは」「てまり」「うぶき」のAV大好き三人娘。
けんじのAV萌えライフが始まる〜

AVってあれですよ?オーディオビジュアルですよ、一応言っておくと。
電撃だと、ギリギリどっちかわかんないけどw

それにしてもキャラとストーリー、それに薀蓄ってパターンが最近目立つようになってきたな。
マンガにはテーマがつきもので、それが細分化してるとは思ってたけど、まさか家電マンガとは。
AV専門の雑誌もあるし、作中では秋葉原が舞台に出てくるように意外とマンガとの親和性も
高いし、掘り出し物なのかも知れない。
ただ、あからさまに狙ったであろう下着のシーンとか、女性陣のキャラクターだったり、全体的なノリがまんま電撃のノリなのは少し疑問符は残らないでもない。

もうすこし深みのあるキャラクターを用意できたんではないかな?と。
工業大にAV倶楽部があるのはまだ言いとして、そこの部員がみんな可愛い女子ってのはなぁ、さすがに…。
AVっていうある意味玄人ばっかりが集うような世界をモチーフにするんなら、その辺の趣味人の人間性っていうのもコメディ的に描いて欲しかったな。

とりあえず掴みとしてはいい感じだから、あとは極端にキャラに走らないで欲しいなぁ。
主役はあくまでAVで貫いて欲しい。
電撃のマンガに何言ってんだといわれればそれまでだけど、1巻の裏表紙を見るとどうしても不安になってしまう。

「かみちゅ」 全2巻 鳴子ハナハル

  • 2008/01/13(日) 21:47:34

いまさらだけど、読んでみたら面白かったので。

かみちゅ! 2 (2) (電撃コミックス)かみちゅ! 2 (2) (電撃コミックス)
(2007/03/27)
鳴子 ハナハル、ベサメムーチョ 他

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ある日突然神様になった一橋ゆりえ。
突然の神様化に戸惑うゆりえとその力を見込んだ祀、そしてゆりえの幼馴染光恵。
神様騒動を中心に、三人の友情、ゆりえの恋、町の人々との触れ合いなどを、情緒溢れる尾道の情景とともに描いた、ハートフルコメディー。

突拍子もない設定にも関わらず、何事もなかったかのように進んでく日常。
神様だけど普通の中学生なゆりえ。普通の通学生だけど神様を圧倒する祀。それらに多少流されつつもしっかりと自分を持っている光恵。
雰囲気マンガって言っちゃえばそれまでだけど、その雰囲気作りが完璧。

気弱な神様まりえを中心としたキャラクターもそうだけど、狙いすぎてない暖かいエピソードだったり、否な青臭さを感じさせない青春話だったり、そして何よりもこのホンワカとした世界を緻密な背景などを使ってマンガで表現した画が凄い。

原作のアニメであれば、色があって、音があって、声があって、様々な要素でそれを表現することができたけど、マンガでここまで作りこめるとは。
アニメの方がって言い方はアレだけど、このコミカライズは充分よくできてるな。
鳴子ハナハルの絵はしっかり見れるからやっぱりいいね。
これの後もしっかりエロ描いてるってのも凄いことだけど。

それとやっぱり凄いのは倉田英之だよな。
この人の作品は自分の知る限りあからさまなハズレがないんだけど、ストーリー作りのコツみたいなのを知ってるんじゃないかなと思う。
そこさえ外さなければみたいな。

全2巻ってまとまり方もいい感じ。もう少し長くてもいいかなとも思うけど。
画も話も高いクオリティで安定してる良作ですな。

「MURDER PRINCESS」 全2巻 犬威赤彦

  • 2007/12/17(月) 21:13:18

こないだ買った「RATMAN」が好評だったから、作者買いしてみた。

MURDER PRINCESS 1 (1) (電撃コミックス)MURDER PRINCESS 1 (1) (電撃コミックス)
(2005/09/27)
犬威 赤彦

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あらすじ
〜フォーランド国で、一人の科学者がクーデターを起こした。
国王は殺され、王子は遠征中。残された王族は「プリンセス・アリタ」のみ。
なんとか城から脱出することには成功した姫。暗い森で独り逃避行を続けるが、アクシデントに見舞われ、最強の女賞金稼ぎ「ファリス」と運命的な出会いを遂げる〜

誰にも思いつかない様な奇抜な設定ではない。
複線が幾重にも、張り巡らされた練りに練られたストーリーがあるワケでもない。
だからこそ、しっかりとした構成の巧さや、丁寧に描かれた画が活きてきて、非常にいい感じにまとまってるマンガ。
少し、シリアスかギャグか、ダークかポップかはっきりしないところも無くは無い気がするけどあるけど。
お姫様が刀をブンブン振り回す、ってな感じのエンターテインメント作品としてはまぁ、なかなかじゃないでしょうか。

掲載紙が廃刊になったということで、ストーリーのたたみ方にはものすごく難がある。
ただ、あのまま風呂敷を広げてても、なんかぐずぐずになってたような気もしないでもないし、あんな感じのちょっといい話テイストで、すっきり纏まってるのはかえってよかったのかな?
こればっかりはなんともいえないけど。

デザインの凝ったキャラクターとかは人によって好き嫌いあるだろうし、すこし動きの描写が弱いかなとも思わなくないけど、基本的にはすごく丁寧な画なので好感が持てる。
カバーを外すとおまけが描いてあったり、壁紙を自分のサイトで配信してたり、いいなぁこういう漫画家さん。応援したくなる。

画柄に少し癖があるし、キャラモノだし、万人にお勧めはできないけど、アレじゃない?「怪物王女」とか好きな人はいいんじゃない?

RATMANのレビューはこちら

「とある科学の超電磁砲」 作鎌池和馬 画冬川基

  • 2007/11/12(月) 11:56:10

厨設定が好きなのに、安易なキャラ萌えされると萎える自分にはなかなかありがたい作品。

とある科学の超電磁砲 1 (1) (電撃コミックス) とある科学の超電磁砲 1 (1) (電撃コミックス)
鎌池 和馬 (2007/11/10)
メディアワークス

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ラノベの「とある魔術の禁書目録」の外伝らしいんだけど、本家を読んでないので、感想が的外れかもしれない。まぁ気にせずレビューw

あらすじ
〜超能力開発をカリキュラムに組み込まれ、学生達が日夜頭の開発に勤しむ学園都市を舞台に、ずば抜けた能力の持ち主、Lv5の称号を持つ御坂美琴が大暴れ。さまざまな超能力同士がぶつかる、学園コメディ〜

「超能力を開発する学園都市」「その学園の治安維持を目的とした風紀委員(ジャッジメント)」「電流を自在に操り、コインをレールガンで発射できる能力」とか設定に個人的ツボが結構多い。

テレポートを持ってる学生が居たりとか、かなりのバランスブレイカーが存在したりするし、世界観そのものが成り立ってられるのか?って疑問もなくはないんだけど、能力にはそれなりに科学的考察がついてるし、能力に影響された人間の心理なんてのも描かれたりして、極端に薄っぺらではないというか、そういう風にしようと考えられてる感じが好印象。

まぁリアリティとか言っても、相手の体内に物質をテレポートさせられる能力とか、軽く無敵臭い気もするけど、まぁ電撃の作品だし、そこはツッコミを入れるほうが野暮かな。

主要キャラに1人に百合ってるやつが居たりとか、理不尽なまでに男が女に暴力を受ける描写とか、結構癇に障るところもあるんだけど、作品の核の部分はなかなかに面白い。
ちょっと画が平坦というか、少し個性が薄いような気もするけど、まぁ許容範囲かな。

厨設定、ラノベのノリが気にならない人にはお勧め。
その手の人はこのブログを見る間でもなく買ってる気もするけどw