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「リンガフランカ」 1巻 滝沢麻耶
- 2008/05/12(月) 22:47:16
★★★★★ おススメ
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作品紹介
〜売れないピン芸人「笑太」は有名落語家の長男。
落語で弟に負け、舞台を変えたが相変わらず振るわない芸人人生を送っていた。
そんなある日、笑いを通してしか他人と関われない男岸部と出会い、突如漫才コンビを結成。
お笑いのグランプリに出場することに〜
「人を笑わせる」文字通りそれに命を、人生をかける男達のヒューマンストーリー。
というと少し聞こえは硬くなるかもしれないが、1冊完結の形ででよくまとまっている笑いあり、涙ありの「芸人ドラマ」ってことで、非常に面白かった。
「芸人」「お笑い」ってことをテーマにしたものだと「べしゃり暮らし」が有名だけど、あの作品とは違って、作中で演じられてるネタもキャラクター同士の会話もテンポ良く描かれていて、実際に読んでいて笑えるところが良い。
やっぱ「お笑い」マンガは笑えなきゃダメだよね。
笑いにかける情熱というか、それ以外のことにも普遍的に通用することではあるんだけど、コレがなければ死んでしまうってぐらいのモノを持ってる人間がそれに対する欲求とそれゆえに受けるプレッシャーとみたいの間で逡巡するってストーリー。
親子の確執っていうエッセンスとか、切り離すことの出来ない二人お笑い狂いとか、なんとなく「G線上ヘブンズドア」に似たものを感じた。
意識したのかどうかは定かではないけど、決して見劣りするような出来ではないと思う。
もう少し長くこの二人の主人公達を見ていたかった気もするけど、物語の構成的には1巻でしっかりまとまってる程度でも良かったのかもしれない。
そんな昔の作品でもないのに、存在を知らなかった。
もうちょっと評判になってもいいような作品だと思うんだけど、それとも知ってる人はもう充分に知れ渡ってるのかなぁ。
「巨娘」 1巻 木村紺
- 2008/02/05(火) 23:47:16
なんだコレ。……おもしれぇ。
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作品紹介
〜ピーク時は目の廻るような忙しさの繁盛さを誇る焼き鳥屋の店長はなんと女性。
男勝りな行動力で店を切り盛りするジョーさんは181cm。巨娘である。
真の漢ジョーさんとその周りの面々との日々を描いた巨娘コメディ〜
表紙にはデカデカと顔とタイトル。
裏表紙には「ジョーさんは巨娘です。」とある。
なんだコレと言う第一印象は中を読めば180度変わるはず。
これ以上のタイトルと表紙はありえないなとか思った。
お世辞にも巧いとはいえない画、単純なコマ割り、コマとコマの間に挿入されるモノローグは手書き、と一瞬このマンガは面白いのかと疑問を抱いてしまうが、はっきり言ってそんなものはこのマンガの面白さには一切関係ない。
とにかくキャラクター。このマンガの魅力はその一言に尽きる。
ジョーさんがいいオトコすぎるのだ。
181cmの体格。ヤクザに強請られようが一歩も引かず。
気に入らないオトコはゴミ箱に叩き込む。
時には力ずくで、時には力ずくで、とにかく筋を通す女、ジョーさん。
このキャラクターがとにかく魅力的。
その溢れる男気は見ていて爽快。
周りを彩るサブキャラも、一人ひとりがよく作りこまれているうえに、舞台設定や人間関係もしっかりと凝ってあって、ジョーさんを中心に様々な展開が見れるので、読んでいて飽きない。
江古田ちゃんといい、ジョーさんといい、アフタヌーンの女性陣はすげぇのが居るな。
「ナチュン」 1,2巻 都留泰作
- 2007/12/16(日) 23:52:56
レーベル買いは駄目と言っておきながら、アフタヌーンでレーベル買い。
正直面白いのかも分からん。
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あらすじ
〜事故で脳を大きく欠損した、数学者が残したビデオ。
2時間50分にも及ぶそのビデオには、ひたすらイルカの映像が映し出されていた。
言語能力を失った天才が、数学の論文として提出した、その謎の映像群を学会はまともに取り扱うことはなかった。
しかしそれを見た石井光成は、そこに隠された意味を直感で感じ取る。
その意味を悪用することを思いついた、光成は、イルカの生態を探るべく、沖縄へと足を伸ばす。〜
舞台設定は近未来。コンセプトは海洋SF。
なはずなんだけど、主人公がやってる事は人妻にデートに誘われたり、弟子入りした漁師のおっさんの世話焼き女房だったり、もはや意味がわからない。
徹底的に書き込まれたコマと、大量のネームはとても読み易いものじゃないし、とにかくストーリーが進まない上に、意図の分からないエロスまでちらほら。
なんだこのマンガ。
と、大抵の人は思う気がする。自分もそう感じた。
とはいえ、読みにくいこの漫画を2冊まとめて読みきるぐらいには、このマンガの世界に引き込まれたの事実。
微妙に支離滅裂な主人公の感情とか、みんなどっか心を病んでるんじゃないかと思わせるような登場人物だったり、細かく書き込まれた猥雑なコマからはいろんなものが読み取れそうで、結局読み取れない。
それが強烈な味になってることは確かだけど、このマンガが面白いかどうかは、まだなんともいえないなぁ。
ストーリー面で、特に、作者が強く主張しているSFという面は、はっきり行って全然進んでなく、どちらかといえば、沖縄の古い因習がもたらす「ひぐらし」な匂いさえしてくる展開は意図がまったく読めない。
とにかく強烈な個性をもって、大風呂敷を広げているマンガ。
続刊が出たら買ってはみるけど、はたしてレビューを書けるほどに理解できるんだろうか?
つーかこの作品がまとも展開して、まともに終結を迎えることはあるんだろうか?
気になるという意味ではかなりキテるけどな、はたして。
「臨死!!江古田ちゃん」 1,2巻 瀧波ゆかり
- 2007/11/02(金) 23:41:31
「コレ面白いから買えって。そんで俺に貸せって」というとても友情を感じる友人の言葉に乗せられて買った「気だるさ満点。女の裸がいっぱい乗ってる4コママンガ」でおなじみ?の江古田ちゃんです。
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笑って、共感して、ちょっと引いて、ちょっと自分を見直したりもする。
結論から言うと勝って損はなかった。なかなか楽しく読めたし、目線をちょっと変えたマンガとして中々成功してるんじゃないかな。
家では素っ裸。男の前でも猫はかぶらず。男受けのいい行動をする女を「猛禽」と名付け敵視する。江古田ちゃんはそんな女。
そもそもそこに食いつけるかがこのマンガを面白いと思えるかのポイントかな。
ダメ人間的あるあるネタが半分。ダメ女的あるあるネタが半分。
いい感じの塩梅で構成されてて勢いよく読める。
ただダメ女のほうのネタは少しオチがかぶり気味で2巻になってくるとちょっと飽きが見えてくるかも。
下ネタも結構キツイのあるけどまぁそこは「アフタヌーン」だから大丈夫なのかな?
個人的にはもし「アフタヌーン」じゃなくて「モーニング」とか下手したら「コーラス」とかで連載してたらどうなるかってのは見たかったかも。
ネタの一部分が微妙に読者層とあってない気がしないでもないなぁ。
結局やることやってんじゃん的な後味は無くはない。
まぁそれもコミでネタなのかもしれないけど。
「宙のまにまに」 3巻 柏原麻美
- 2007/07/26(木) 23:45:06
どうも。朝ごはんをたべてから床に付くという生活がすっかり板についてきた、駄目野郎こと武倉悠樹です。夜行性です。
先日、7月も終盤ということで、講談社の青年誌系やらエンターブレインやら角川の新刊やらマンガの発売日が集中(23〜25あたりだったかな?)してました。
てなわけでマンガいっぱい買いました。そりゃもうその日のバイト代をバイト先に一気に還元するぐらいの勢いでw
いっぺんに7冊とか新刊をグァーッと読んだりしたりして、もう至福。
とうことでマンガの感想をジャンジャカ書いていきます。
「宙のまにまに」 3巻 柏原麻美
宙のまにまに3巻は、大きく分けて2部構成。
前半は学園祭編。
天文部の出し物「手作りプラネタリウム」は成功するのか?朔とみーちゃんの微妙な関係はどうなる?な感じ。
後半は県内の他校と一緒に徹夜の観測回。
馴れない環境。見知らぬ人々との交流。夜の屋上。なんていうシチュエーションで色々なんか起きるぜって感じ。
元々この作品テンションが高くて突っ走ってる印象を受けるけど、1・2巻にまして3巻は読んでて伝わってくるエネルギーが半端ない。
しかもそのテンション、嫌味が無くて独りよがりに感じない。それがこのマンガの一番の売りだと思うんだけど、そのテンションの答えが巻末のコメントにあった。
「小学生の児童会から始まり、放送委員。図書委員。保険委員に生徒会。新歓委員に文化祭実行委員。果てはアルバム委員に至るまで委員会活動ダイスキでした」
コレだけの経験を積んできたからこそ、ここまで魅力的な学園生活を描けるのかなぁと思った。
マンガを描くのが凄く楽しいんだろうなと感じるほど、マンガの中のキャラはものすごく活き活きしてる。
僕はヒネクレ者なので学園祭とかの催しものは斜に構えて真っ向から楽しまなかったけど、今になってソレを少し後悔するぐらい、このマンガは「青春」している。
読後感が気持ちいい作品ってのはいいよな。
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にしてもほんとアフタヌーンはアベレージ高ぇなオイ。
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