「まんまんちゃん、あん。」 1巻 サトウナンキ きづきあきら
- 2008/01/30(水) 22:40:37
インパクトのある名前に負けてない。
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作品紹介(裏表紙より抜粋)
〜貧乏子だくさんの家庭で育っためぐりは、明るく元気な高校三年生の女の子。
そんなめぐりの選んだ進路はナンと「寺」!
イケメン坊主に永久就職で、ひと安心と思いきや…。
寺で、女子高生で、未亡人―――!?
ご縁が結ぶヒューマン・ブッディスト・ストーリー〜
その表紙と突拍子のないタイトルが先行しがちだとは思うけど、しっかり面白い「寺」マンガが「まんまんちゃん、あん」。
「まんまんちゃん」とは関西地方の言い方で「仏様」を、「あん」というのは仏様に手を合わせるときの台詞のことを言うらしい。
ネタとしての坊主ではなく、現代の「寺」事情、「仏教界」の問題をわかり易く説明しつつ、ソコに生きる住職、修行僧、檀家の人々などの、思惑が描かれており、非常にリアリティのあるつくりになっている。
このマンガで描かれている「寺」というものがどこまでの取材の上に成り立ってるものかはわからないが、普段あまり覗くことの無い世界を垣間見ると言うのはそれだけで充分面白い。
加えてこのマンガの肝である人間ドラマがまたおもしろい。
とにかくヒロインのキャラクターが魅力的で引き込まれるのだ。
最愛の人を失いながらも健気に頑張る、真っ直ぐなめぐりの生き様は、あまりの痛々しさに目を背けたくなるほど心を打つ。
着眼点といい、物語といい、期待の持てる作品だ。
マイナーなwebコミックでの連載が惜しいな。
作者のネームバリューも手伝ってそこそこ売れてるみたいだけど。
少しでも興味のある人は、ぜひともタイトルと表紙だけで判断しないで読んで作品。
「皇龍飯店」 全1巻 竹山祐右
- 2008/01/27(日) 12:45:47
この作家さん地味に好きだ。
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あらすじ
〜小さな頃から武術一筋の「リィーシャオリン」は武道大会で総合優勝を収めるほどの実力者。
そんなシャオリンが次の目標に定めたのが「ファンウーレン」
中央武闘会で五連覇をなし、「北方武神」の異名を持つ伝説の格闘家である。
その男を追って片田舎まで来たと思ったら「北方武神」が開いていたのは道場ではなく飯店だった!?〜
元気印の看板娘、シャオリンが繰り広げる「武侠アクションコメディー」
ということで、天真爛漫な看板娘が色々とドラマを繰り広げるって感じの中華風アクションコメディーなワケなんですが、これまた展開がベッタベタ。
でもその王道が心地いい。
とにかく主人公が真っ直ぐ。
悪さえも飲み込んで、なおかつ自分を貫いて突き進んでく、強い芯の持ち主。
そんなキャラだから、彼女がする善行に厭味が一つも感じられない。
偽善臭さみたいなのが無くて、ひたすら純粋だから、見てて気持ちがいい。
作者本人は巻末コメントで「すこし王道過ぎた感はありますが」と言及してるけど、マイナーなwebコミックではあるものの、掲載したてたのは少年マンガってことだし、コレで良いんじゃないかなと思う。
欲を言えばアクション部分にもうちょっとひねりが欲しかったかな?
ま、でも戦闘ではなく格闘技って括りだからコレぐらいがちょうどいいのかもしれない。
飛びぬけた面白さがあるわけでは決して無いけど、作品の真っ直ぐさとあいまって、丁寧に描いてあるなぁって思えるいい作品です。
「陰日向に咲く」 1巻 作劇団ひとり シナリオ金子アリサ 作画此元和津也
- 2008/01/25(金) 22:43:53
さしたる期待もしてなかったけど、その予想は裏切られたね。
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「陰日向に咲く」自体は前から気になってたんだけど、単行本で買うほどではないかなっと思ってたところにコミカライズされてたので買ってみた。
冒頭で期待はしてなかったって書いたけど、ここまでひどいとは思わなかった。
群像劇による人間ドラマなのにも関わらず、読んでてなんかしら感情を抱くことが一切ないってどういうこと?
いくらなんでもココまで薄っぺらな作品がベストセラーになるとも思えないし、これはコミカライズに問題があるんだと思う。
最低限の起承転結しか語られてないネーム。ただただ平坦でのっぺりとした作画。
原作の魅力の何割を表現できてるんだろうか?
作画の人の画力が拙いのはある意味仕方ないのかも知れないけど、この人を起用した編集部は問題だと思うな。
人間ドラマを描くに当たって、この人の画風はないでしょ。
映画の公開にあわせたメディアミックスの一環なんだろうけど、強引に1冊のコミックに収めてるのも納得いかないな。
もう少しやりようがあっただろと思わざるを得ないできだと思う。
逆に言えば劇団ひとりの表現力が気になった作品ではあった。
似たような展開の本が伊坂幸太郎の「ラッシュライフ」でもあった気がするんだけど、話の構成力ではそっちの作品に勝ててはいないような気もする。
それでも、人間ドラマで心に訴えてくるものはありそうなんじゃないかな?とは思えたから、それが唯一の収穫かな。
幻冬舎じゃなきゃもうちょっとまともな形になったのかな?とか穿った見方をしたくなってしまった。
「デュアルジャスティス」 1巻 竹山祐右
- 2007/12/23(日) 16:19:10
この作家さん密かに好き。
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あらすじ
〜天より力を授かった二人。
<不良・瀬守源路=天空特警アヴァロン>と<超お嬢様・湖奈川美月=美少女天使パレストリーナ>は天への感謝を忘れた人々に前によみがえった<魔徒>を倒すことができるのか!?
スーパーヒーロー&ヒロインが悪に立ち向かう!!ヒーローアクションコミックの決定版!!〜
ちょっとキャラクター設定に一工夫を入れた、王道ヒーローアクション。
今って色んなマンガあるし、一工夫が物凄く目を引くかといわれれば、そこまでのモノでは無いけど、気をてらうことなく、しっかり描いてあるという印象が好印象なマンガ。
「真面目に憧れる不良」と「自由に憧れる才女」って組み合わせ自体は少しありきたりな感もあるけど、そのメリハリがしっかりマンガの面白さに直結してるので、まぁそこはどうこう言うところではないでしょ。
ちょっと華がないというか、今風ではない画だけど、決して見にくいということはないし、メリハリも利いてる画。
コメディタッチもありながら、主人公の心理描写とかもきっちりした上で、しっかりとした熱さを見せる展開。
目新さは無いけど、安定感は抜群のマンガ。
そこはかとなくサンデーな匂いがするね。
にしても知名度低いんだろうなぁ、この人。悲しい限り。
中々面白いマンガ書いてる人なんだけどな。
昔はジャンプで描いてて、今ではwebマンガで描いてるってのはどういう心境なんだろうな?
素人目には「のびのび描いてる」って印象を受けるんだけど。
「大東京トイボックス」 2巻 うめ
- 2007/09/24(月) 00:07:26
マイブーム真っ盛り。
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ということで、大東京トイボックス(以下ギガボ)の2巻が出ました。
前作の東京トイボックスを1・2巻セットで買ったのが、9月の上旬だったかな。
「コリャ面白ぇ。でも2巻で完結かよ」てなってその2,3日後に「続編でてんの!?」ってなって「1巻も面白いわ〜。えっなに2巻ももうすぐ出んの!?」って感じで、ものすごいスピードでトイボックスを楽しんでる自分。贅沢すぎるw
一方でファンの人はトイボの2巻での終了とか、続編であるギガボの決定とか色々紆余曲折もあったのかなと思うと、その辺の感慨をすっ飛ばしてきちゃったというのが、なんか寂しくもある。
あらすじ
〜新人の百田モモ騒動も一段落付いたスタジオG3。サムライキッチンの商標権を手放して小金持ちになった今やるべきことは1つ。そう、オリジナルタイトルの制作。と意気込んだのまではよかったが、そう簡単にはいかない。そんなG3に助け舟が出たのはいいが、その影にはソリダスが見え隠れ〜
回想がチラホラと入って、徐々に過去が明らかになってきたんだけど、まだ真相には至ってない感じ。
オリジナルタイトルへ向けてG3が動き出したのはいいんだけど、トラブル続出ってことで中々前には進まない。
まぁこの巻は我慢の巻というか、問題を浮き彫りにして伏線を張ってる状態だから、仕方ないかな。
熱い展開も控えめな分、モモの台詞がちょっと鼻につく人も多いかもしれない。
物語としてはそんな感じなんだけど、業界裏話としてみると、中々興味深かったりする。
PS3、360、Wiiの次世代機が出てる状況で、いわゆる中小メーカーであるG3はDSで作ることを選ぶ。
その選択は開発費の増加とリスク回避を兼ねてということなんだけど、その辺の次世代機の水面下での開発を巡っての、各社の駆け引きみたいのは少し面白かった。
ただ360の開発費って下手するとPS2よりやすいって聞いたことがある。その辺の情報を考えて、劇中で360プッシュって出来ないかなぁとか思いながら読んでたw
どっかのメーカーだけを持ち上げるのってやっぱりしづらいのかもしれないけど、ギガボが載ってるのって幻冬舎だし、あんまししがらみもなさそうだから、意外といけるんじゃないかなぁとか思ったり( ̄ー ̄)
展開的にも3巻には大いに期待。物語が大きく動いてくれることを期待してるぜ。
大東京トイボックス1巻のレビューはコチラ






