「おやすみプンプン」 2巻 浅野いにお

  • 2008/01/01(火) 20:59:47

おやすみプンプン 2 (2) (ヤングサンデーコミックス) おやすみプンプン 2 (2) (ヤングサンデーコミックス)
浅野 いにお (2007/12)
小学館

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1巻見たときはどうしたもんかって思ったけど、思ったよりも普通だったな。

相変わらず、シュールというか不条理や狂気といったものが、演出としてチョロチョロ出て来てはいるけど、伝えようとしているメッセージ的なものは割りと単純なのかなって感じ。

基本は他の作品と変わってない気がする。
子供の成長とともに見せる、世界のいいトコわるいトコはこんなんですよ的な。
「虹ヶ原ホログラフ」は正直わかんないけど、言ってるところは「すばらしい世界」に通じるものがあるのかな。
プンプンの環境や年齢もあるし、まだ答えは出てないんだけど、最終的にはポジティブな答えが出るんだろうし、それでいいとも思う。

ただそこまでに至るスト―リーというか、経過を細かに見れるところが面白いな。
プンプンや神様が居ないと、少しストレートすぎる気もするし、いい感じのバランスだし、1巻のときは少し心配したけど、やっぱり面白いな。

せっかくだし、プンプンがある程度大人になるところまでは続けて欲しいな。
いつの間にか、神様が見えなくなったりするのかもしれないし、最後までプンプンはプンプンのままなのかもしれないけど、それがどう変わるのかが楽しみ。

「おやすみプンプン1巻のレビューはコチラ」

「まつろはぬもの」 1巻 作恒川光太郎 画木根ヲサム

  • 2007/12/08(土) 16:22:26

ネットで見た評判がよかったって言うのと、帯の推薦文を書いてるのが「あだち充」だっていうのが購入のきっかけ。

まつろはぬもの 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)まつろはぬもの 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)
(2007/11/05)
木根 ヲサム、恒川 光太郎 他

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あらすじ
〜「古道」と呼ばれる人外の世界。そこに居る「霊喰み」と呼ばれる化け物は、死者の魂を食らい、容姿と記憶を自らのものにする。
その容姿と記憶を使って、生者を古道に呼び込み、その肉体と魂を食らおうとする。
「古道」に住むレンは「古道」に迷い込んだ人間を利用して、「霊喰み」を駆り続けている。
人外の世界「古道」を舞台に、繰り広げられる幻想ジャパネスクホラー〜

前述の通り、いい評判を耳にしたんだ買って見たんだけど、ん〜読む前のハードルをあげすぎたかなぁ?って印象。

基本は「霊喰み」によって引き込まれた人間が、その「霊喰み」のもつ容姿と記憶に、その死者との生前との関係を思い起こし、結果「霊喰み」に食われそうになるところに、レン登場という流れを2,3話使って、描いていくというお決まりのパターン。
その生きている人間ち、「霊喰み」に食われた死者との間のエピソードが毎回違い、そこにある人間ドラマを、メインに据えつつ、主人公コウの過去であったり、「古道」という世界の掘り下げであったりが進んでいく。

基本的には、「蟲師」みたいなノリ。
ただ「蟲師」ほど幻想的な世界観が徹底してるわけではないし、一つ一つのエピソードも、練られていないわけではないけど、「良く出来た話」と思えるほどではない。
くわえて、幻想ジャパネスクホラーと謳っているが、その幻想的な世界や、おどろおどろしさの様なものをを描ききれてるほどの作画ではないので、全体的に今一歩な感は否めないかも。

けっしてつまらない作品というわけではないが、別段人を惹きつける強い何か?というのはあまり感じられなかった。

「おやすみプンプン」 1巻 浅野いにお

  • 2007/08/03(金) 23:42:50

「おやすみプンプン」 1巻 浅野いにお

「いやー、いにおの新刊かぁ。久々だな」とか思ってたら、なにやら奇怪な展開というか「おやっ、いにおの様子がおかしいぞ」な状態。

もともと「すばらしい世界」や「虹ヶ原ホログラフ」でも日常の中に少し不思議を取り入れることで、逆にリアルな心情を描き出していた浅野いにおだが今作はそれがもっと付き抜けた感じとでも言えばいいのだろうか?
なにしろ主人公は人じゃない。
小学生の主人公が自分を取り巻く世界に思い悩んだり、思春期を特有の青さと熱さに突き動かされたりと言った青春物語の体を装って居るのだが、クセ有りまくりw

主人公は子供の落書きのようなデザイン(鳩サブレみたいな感じ)。
登場人物の大人のほとんどがどこかネジが飛んでる人ばかり。
真っ黄色な表紙。
電波が飛び交っている情景描写の数々。
などなど普通なように見えてどこか狂っている世界が淡々と描かれていく。
背景まで丁寧に描かれた世界は、あくまでその世界に住む人間にとっては当たり前の世界ではあるが、「不条理」「気味の悪さ」「狂気」といったものが読者には常にまとわり付く。
ストーリーを追うべきなのか、細やかなギャグに顔をほころばせるべきなのか、世の中について考えを巡らせるべきなのか、心の置き所に困っている間に読み終えてしまった。

この感覚を伝えるのに僕の文章力が決定的に不足していて歯がゆいが、このマンガは「面白い」と言う事は確実に言える。

おやすみプンプン 1 (1) (ヤングサンデーコミックス) おやすみプンプン 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)
浅野 いにお (2007/08/03)
小学館

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久々に作品を読み終わった後にも色々と心に残る作品。
短編を得意としている、浅野いにおだけどこの作品をどうまとめるんだろうか?
とりあえず「神様」のキャラが個人的にはめっちゃツボ!