「デッドマン・ワンダーランド」 2巻 片岡人生 近藤一馬

  • 2007/12/30(日) 05:50:43

バイト先に1冊しか入荷しなかったせいで、手に入れるのが1週間以上遅れちまったぜい。

デッドマン・ワンダーランド 2 (2) (角川コミックス・エース 138-9) デッドマン・ワンダーランド 2 (2) (角川コミックス・エース 138-9)
片岡 人生、近藤 一馬 他 (2007/12)
角川書店

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1巻からの引きをしっかり回収。
ホントのデッドマンワンダーランドがいかなるものかが、明らかになる2巻。
根本にある謎というか風呂敷は結構大きそうだけど、それをあまり引っ張る事無く、小出しにしてコンスタントに解答を提示してくれるから、テンポよく読める。

2巻では、1巻の最後でキツネ野郎こと玉木ポロモーターの言ってた、本当のDWってとこがわかったし、3巻では、2巻の引きで登場した「鷹見羊」が掘り下げられんのかな?
微妙に浅いというか、そこまで重要なキャラでもなさそうだけど「羊」

今のところ「原罪(レチッドエッグ)」の存在が居て「罪の枝」が拡散、結果的にそれへの対抗策としての存在がDWって事らしいんだけど、どうも「原罪(レチッドエッグ)」の存在自体が仕込みっぽいなぁ。
政府か、企業か、どっかの組織かはわからないけど。

DWの正体を暴いて、「原罪(レチッドエッグ)」への復讐を果たすってのが一応この物語の終着点だと思うんだけど、それを果たすには「ガンタ」と「シロ」だけじゃ戦力的に弱い気もする。
次巻あたりブレインてきポジションの仲間とかが出てきそうな気もするんだけど、どうかな?
「アザミ」か「羊」あたりが今のとこ、ガンタ側に居るけど…。

とりあえず能力バトル展開にはあんまり傾いて欲しくないな。
アクション成分というか、程々にあってもいいけど、あくまで色んな人間の思惑が絡み合うサスペンスなノリで続けて欲しい。

「デッドマン・ワンダーランド1巻のレビューはこちら」



「地平線でダンス」 3巻 柏木ハルコ

  • 2007/12/28(金) 06:14:31

感想書きづらいなぁ。このマンガ。

地平線でダンス 3 (3) (ビッグコミックス)地平線でダンス 3 (3) (ビッグコミックス)
(2007/12)
柏木 ハルコ

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このマンガがどう面白いかってのを書くと展開そのものに言及しないといけなくなるからなぁ。
どこまで書くとネタバレになるのかもわかんないし。
このブログ、メインのターゲットを明確に定めてるわけではないけど、未読の人も確実に居るだろうし、ネタバレはあんまり書きたくないからな。

とりあえず、3巻に入って、またSF成分がちょっと顔を出した。
今度はタイムパラドックスについてとか、時間の逆行とか、多少突っ込んだ話だったな。
もともとSFって言うよりは、タイムマシンって言うアイテムを物語の展開上のギミックとして使ってた程度だけど、少し変わったラブコメ的な流れがあんまり続くのもあれだしね。

なんかタイムトラベルっていうテーマ上、展開的にループが多いかもしれない。って心配してたんだけど、どうやら動物に憑依するって流れの天丼も2回で終わりそうだし、またこっちの予想もつかないような展開を期待したいな。
とりあえずラブコメ部分とストーリー展開部分のバランスは気をつけて欲しい。
どっちかによっちゃうと、つまんなくなる気もするし。

にしてもこのマンガが週刊連載でほんとによかった。
こんな引きで終わられて、次の巻は半年後なんて、とてもじゃないけど待てないな。

「地平線でダンス」 1・2巻のレビューはコチラ

「BAMBOOBLADE」 7巻 作土塚理弘 画五十嵐あぐり

  • 2007/12/26(水) 15:42:56

アニメ化あんな成功するとはなぁ。

BAMBOO BLADE 7 (ヤングガンガンコミックス)BAMBOO BLADE 7 (ヤングガンガンコミックス)
(2007/12/25)
土塚 理弘

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やばいな。どんどん面白くなってる。
このマンガは1巻から読んでたけど、正直ここまでの流れを作れるような作品とは思わなかった。見る目ねぇな自分。

なんちゃって剣道をしながら、学園モノとしてグダグダやってる感じのマンガになるかなと思ってたんだけど、しっかり熱い展開だね。
今巻ではしっかりと剣道部分の伏線が登場。しかも2つも。
ひとつはタマちゃん。
もうひとつはコジローの。
特にコジローの熱い展開はよかったな。

今のノリだと、全国大会を目指すって感じでは微妙に無いんだけど、キリノも思わせぶりな発言してるし、やっぱりそういう流れに行くんだろうか?
高校女子の剣道人口というか規模がどんもんかは知らないけど、タマとサトリは地方レベルでは敵なしだろうから、あと一人白星を取れれば全国にはいけるレベルだとは思うけど。
ブルーとピンクはまだ覚醒イベントが無いから、その辺も絡めて全国行くのかなぁ?

巻末に載ってる原作者のコメントで、「20巻30巻とだらだら続ける気はない」「着地点は決めてあるから、すっきりまとめていく」って言ってたのがすごい嬉しかったな。
でもそれで同時に思ったのは、男子が掘り下げられることはないな、と。
外山と岩佐はもう本編には絡ましてもらえねぇのかな?まぁいいけどw

あ〜これで、先が読めるのは半年後か。
待ちきれないなぁ。

バンブレ6巻レビューはコチラ

「僕の小規模な生活」 1巻 福満しげゆき

  • 2007/12/25(火) 15:38:09

この人前から知ってたけど、読んだのは初めて。面白いかも。

僕の小規模な生活 1 (1) (モーニングKC)僕の小規模な生活 1 (1) (モーニングKC)
(2007/12/21)
福満 しげゆき

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作品紹介
〜売れない漫画家が、妻に養われながら、肩身の狭い思いしながらマンガを描き続ける。
編集者の煮え切らない態度にむしゃくしゃしたり、金に困ったバイト先で、変な先輩風を吹かせたり。
小心者なのに、変なところで強気な一一面を見せたりする。
弱弱しくも懸命にマンガを描く私小説的エッセイマンガ〜

説明はし辛い面白さだなぁ。大笑いではないんだけど、一つ一つのしぐさに共感なり反発なり覚えられるから、ついつい夢中になって読んじゃう。

妻に働かせているという身分にもかかわらず、保温ジャーのスイッチを入れっぱなしを怒られて、反発し妻にヒステリーを抱かせたり。
バイト先の同僚でイラストレーターを目指してる若者に上から色々グチグチ言ったり。

プライドは高いけど、それを他人とのコミュニケーションで出す事ができるような強気ではいられない。そんなギャップを小さなコマと大量のネームで表現してる。
一般受けするようなマンガだとはとても思えないけど、へんな中毒性があるのも確か。

この人の他の作品を読んだことは知らないけど、まぁこのマンガはわりと意図してこっち側に寄せてあるんだろうな。
だからこそ決して明るくはないけど、「面白い」ってモノになってるんだろうな。
他の作品も興味あるんだけど、ちょっと手を出すの怖いなぁって気もする。

興味ある人はまずは立ち読みなりでどうぞ。

「探偵綺譚」 石黒正数

  • 2007/12/25(火) 14:53:48

それ町でおなじみの石黒正数の短編集。

探偵綺譚~石黒正数短編集 (リュウコミックス)探偵綺譚~石黒正数短編集 (リュウコミックス)
(2007/12)
石黒 正数

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作品紹介(裏表紙より抜粋)
〜<嵐山歩鳥&紺双葉>おなじみ先輩後輩コンビが友人失踪のミステリーに挑む!
ファン待望の表題作を始めとして、石黒正数の多彩な魅力を満喫できる前11作品+α収録の傑作短編集!!〜

収録誌が多岐に渡るってことで、様々なノリ短編が楽しめる。
飄々としてるっていうのかな?ギャグをギャグとして見せてないような笑いは、じわじわ来て、しっかり心をつかまれる。

シリアスなのかギャグなのか、はっきりしないまま話は展開していって、最終的におバカな閉め方をするストーリーは独特の読後感をもたらしてくれる。
なんかもやもやするんだけど、不快じゃない感じ。
多分行間みたいのが詰まってるんだと思う。
その行間は突き詰めていくと、そこまで深いものを孕んでるわけじゃないんだけど、それを感じられることが心地いい。

短編だからこその話というか、それ故の面白さが詰まってるし、笑い一辺倒でもないけど「それ町」好きな人にはいいんじゃないでしょうか?

「デュアルジャスティス」 1巻 竹山祐右

  • 2007/12/23(日) 16:19:10

この作家さん密かに好き。

デュアルジャスティス 1 (1) (バーズコミックス)デュアルジャスティス 1 (1) (バーズコミックス)
(2007/12/22)
竹山 祐右

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あらすじ
〜天より力を授かった二人。
<不良・瀬守源路=天空特警アヴァロン>と<超お嬢様・湖奈川美月=美少女天使パレストリーナ>は天への感謝を忘れた人々に前によみがえった<魔徒>を倒すことができるのか!?
スーパーヒーロー&ヒロインが悪に立ち向かう!!ヒーローアクションコミックの決定版!!〜

ちょっとキャラクター設定に一工夫を入れた、王道ヒーローアクション。
今って色んなマンガあるし、一工夫が物凄く目を引くかといわれれば、そこまでのモノでは無いけど、気をてらうことなく、しっかり描いてあるという印象が好印象なマンガ。

「真面目に憧れる不良」と「自由に憧れる才女」って組み合わせ自体は少しありきたりな感もあるけど、そのメリハリがしっかりマンガの面白さに直結してるので、まぁそこはどうこう言うところではないでしょ。

ちょっと華がないというか、今風ではない画だけど、決して見にくいということはないし、メリハリも利いてる画。
コメディタッチもありながら、主人公の心理描写とかもきっちりした上で、しっかりとした熱さを見せる展開。
目新さは無いけど、安定感は抜群のマンガ。

そこはかとなくサンデーな匂いがするね。

にしても知名度低いんだろうなぁ、この人。悲しい限り。
中々面白いマンガ書いてる人なんだけどな。
昔はジャンプで描いてて、今ではwebマンガで描いてるってのはどういう心境なんだろうな?
素人目には「のびのび描いてる」って印象を受けるんだけど。

「機動戦士ガンダムさん」 みっつめの巻 大和田秀樹

  • 2007/12/23(日) 15:43:16

最近「大和田秀樹」すごいなぁ。

機動戦士ガンダムさん みっつめの巻 (角川コミックス・エース 40-20)機動戦士ガンダムさん みっつめの巻 (角川コミックス・エース 40-20)
(2007/12)
大和田 秀樹

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そろそろ限界かなぁとか思った3巻。

1巻のときの衝撃はすごかったなぁ。
あそこまでキャラをぶっ壊したギャグが公式で出るのかぁ。とか思ったもんだけど、さすがに3冊も出ると、勢いだけでは笑えなくなってくる。
その対策が「隊長のザクさん」であり「宇宙島のガルマくん」なんだろうけど、4コマよりボリュームが多いってのはなぁ?

「隊長のザクさん」とか短めのエピソードでバンッっとやればギャグとして面白いんだけど、ここまで続けられると、ギャグなんだかシリアスなんだかって気分にはなってくるな。
ページ数のうち4コマが3分の一しかないってのもアレなんだけど、その4コマ自体のクオリティも確実に下がってる気がする。

個人的にガンダム、特に1st自体にはたいした思い入れも無いからこうなってくると、普通のギャグマンガになっちゃうなぁ。
もちろん普通のギャグ漫画としても面白いんだけどね。

「学園創生猫天!」 3巻  岩原裕二

  • 2007/12/21(金) 23:31:14

ラインバレルと違って、コレはさすがにアニメ化しないか。

学園創世猫天! 3 (3) (チャンピオンREDコミックス)学園創世猫天! 3 (3) (チャンピオンREDコミックス)
(2007/12/20)
岩原 裕二

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1,2巻同時発売は失敗だったような気もするなぁ。
3巻まで随分間が空いて、読む側として微妙にモチベーションが…。
とりあえずは、安定した面白さ。
生徒会の面子の能力の説明というか、まだこの巻では一人ひとりの描写に重点を置くのかなぁ?と思ったら随分とテンポよくストーリーが進むなぁ。
欲を言えばもうちょっとアクションシーンを増やして欲しかったなぁ。
せっかく能力バトルって設定があるんだから、「バーン!!」ってぶっ飛ばしたり、なぎ払ったりするだけってのも、なんか物足りないよな。

前作の「いばらの王」でも思ったことだけど、この人の作品はテンポよく進むからありがたい。
微妙な心理描写とか、伏線とか、そういう必要な部分はしっかり入っていながら物語りも進んでいくっていう巧さがあるな。構成力って言うんだろうか?
変に風呂敷を広げすぎることもないし、良くも悪くもだけど、きっちり求めてくるよな。

そういえばこの人「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」のキャラデザやってたけど、「いばらの王」とか「猫天!」とかアニメ化しないんだろうか?
今時のアニメにしては「華」って言う点では、ちょっとあれな気もするけど、丁寧に作った良作って感じにはなりそうなんだけどな。

余談。
バイト先に入ってきた「猫天!」5冊。そのうち従業員が買ったのが3冊。
このマンガを買う人が3人も居るウチの店ってw人が多いわけではないんだけどなぁ。
変にディープだ。

「鉄のラインバレル」 8巻 清水栄一 下口智裕

  • 2007/12/20(木) 23:42:40

やっぱり来たぜぇ!!祝アニメ化!!

鉄のラインバレル 8 (8) (チャンピオンREDコミックス)鉄のラインバレル 8 (8) (チャンピオンREDコミックス)
(2007/12/20)
清水 栄一

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アニメ化も決まったし、いっそう勢いに乗ってどんどん展開するかぁ、と期待した8巻なんだけど、相変わらず、ストーリーがいまいちだなぁ。
このマンガのストーリーの面白くなさは何なんだろうな?
様々な人間の思惑が交錯して、一人一人戦う理由を持ってて、各々の組織がそれぞれの正義を抱きつつ、水面下では様々な政治的工作が行ないながら、ロボットバトルもあって、って何一つ足りないものはないような気もするんだけどなぁ。

キャラクターの緊迫感のなさが、展開的な緊張を台無しにしてるってのもあるかもしれない。
まがりなりにも加藤機関による世界的テロが起きてるのに、受験とか、クリスマスとか、おいおいお前らってのはちょっと思う。
バトルモノって言う展開なんだけど、戦争モノではないから、その辺の緩さみたいなのは感じるし。

にしてもキャラクターの背景に思いを寄せることがないのは、どうしてなんだろう。
全体的な流れは決してつまらなくはないとは思うんだけど。
キャラクターのドラマもエピソード自体が凄くありきたりという訳ではないのに、いちいち心に響かないし、やっぱり絵柄のせいなのか?
早瀬を中心としたキャラクターの頭の悪さというか、思考のパターンが自分と激しく合わないっていうのは理由にあるかも。

絵柄のことも含めて、アニメの方ではもう少しすっきりするだろうし、その辺はスッと入ってくるようなるのかな?
いい意味で原作をクラッシュして欲しいな、ゴンゾだし。
ロボ部分をフルCGでやるって聞いて、激しく心配だけど、巧くいってほしいなアニメ化。
また一歩スパロボに近づいた!!

「鉄のラインバレル」7巻のレビューはコチラ

「終末のフール」 作伊坂幸太郎 画塩塚誠 

  • 2007/12/19(水) 10:10:28

無理にマンガ化する必要性もなかった気はするなぁ。

終末のフール (ヤングジャンプコミックス)終末のフール (ヤングジャンプコミックス)
(2007/12/19)
伊坂 幸太郎、塩塚 誠 他

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あらすじ
〜8年後、小惑星が地球に衝突し、人類は滅亡する。
人間たちの狂ってしまった心の均衡は、土地に荒廃を呼び世界から希望という光を奪った。
混乱期を経て「終末」まではあと3年。
残された時間を人間たちはどの様に生きるのか?〜

帯にはコレを伊坂幸太郎の傑作SFとしてるけどコレはSFか?
あくまでこの設定に意味はなく、要は人間の生き様を見せるためのギミックでしかないし。

残りの人生が限られる人間がどう生きるか。
なにかに向かって努力することの意味を見出せない。
そんな世界で人は死ぬことが決まってる中「生きる意味を見出せるのか?」ってテーマ。

オムニバス形式で、いろんな人間のエピソードを見せていくって言う形式をとってるんだけど、このマンガを読んだときに思ったのは「浅野いにお」っぽいなぁって感じた。
ただ「浅野いにお」のマンガを読んだとき以上の感覚は得られなかった気がする。
閉塞した絶望感と、無根拠な希望、それが同時に存在するような世界観。
そんな感じのは共通してるんだけど、なんかなぁ共感できなかったというか、このマンガに出てくるメインのキャラクターたちの生き様ってのがあまりにも真っ当すぎる気がした。

死を目の前にして、それでもあきらめず前に進もうとする。
死が決められたものだからこそ、必死に生きようとする。
確かに、そんな生き様カッコいいし、美しいとも思うんだけど、押し付けな気がするというか、余りにもな美談ばっかりをエピソードとして、何個も見せられてもっていう嫌悪感は最後までぬぐえなかったなぁ。
「浅野いにお」のマンガも、最終的にはそっちの方向に流れるような気もするんだけど、いやみな感じがしないのは画の力が大きいんだろうか?

原作を読んでないので、なんとも言えないけど、このマンガの言わんとするところを余すことなく伝えらているのは小説のほうじゃないかなと思った。
伊坂幸太郎の作品は他にも「魔王」とかがサンデーでやってるけど、この人の小説って、実写化には向いてる気がするけど、マンガ化には向いてないような気がする。

「MURDER PRINCESS」 全2巻 犬威赤彦

  • 2007/12/17(月) 21:13:18

こないだ買った「RATMAN」が好評だったから、作者買いしてみた。

MURDER PRINCESS 1 (1) (電撃コミックス)MURDER PRINCESS 1 (1) (電撃コミックス)
(2005/09/27)
犬威 赤彦

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あらすじ
〜フォーランド国で、一人の科学者がクーデターを起こした。
国王は殺され、王子は遠征中。残された王族は「プリンセス・アリタ」のみ。
なんとか城から脱出することには成功した姫。暗い森で独り逃避行を続けるが、アクシデントに見舞われ、最強の女賞金稼ぎ「ファリス」と運命的な出会いを遂げる〜

誰にも思いつかない様な奇抜な設定ではない。
複線が幾重にも、張り巡らされた練りに練られたストーリーがあるワケでもない。
だからこそ、しっかりとした構成の巧さや、丁寧に描かれた画が活きてきて、非常にいい感じにまとまってるマンガ。
少し、シリアスかギャグか、ダークかポップかはっきりしないところも無くは無い気がするけどあるけど。
お姫様が刀をブンブン振り回す、ってな感じのエンターテインメント作品としてはまぁ、なかなかじゃないでしょうか。

掲載紙が廃刊になったということで、ストーリーのたたみ方にはものすごく難がある。
ただ、あのまま風呂敷を広げてても、なんかぐずぐずになってたような気もしないでもないし、あんな感じのちょっといい話テイストで、すっきり纏まってるのはかえってよかったのかな?
こればっかりはなんともいえないけど。

デザインの凝ったキャラクターとかは人によって好き嫌いあるだろうし、すこし動きの描写が弱いかなとも思わなくないけど、基本的にはすごく丁寧な画なので好感が持てる。
カバーを外すとおまけが描いてあったり、壁紙を自分のサイトで配信してたり、いいなぁこういう漫画家さん。応援したくなる。

画柄に少し癖があるし、キャラモノだし、万人にお勧めはできないけど、アレじゃない?「怪物王女」とか好きな人はいいんじゃない?

RATMANのレビューはこちら

「ナチュン」 1,2巻 都留泰作 

  • 2007/12/16(日) 23:52:56

レーベル買いは駄目と言っておきながら、アフタヌーンでレーベル買い。
正直面白いのかも分からん。

ナチュン 1 (1) (アフタヌーンKC)ナチュン 1 (1) (アフタヌーンKC)
(2007/02/23)
都留 泰作

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あらすじ
〜事故で脳を大きく欠損した、数学者が残したビデオ。
2時間50分にも及ぶそのビデオには、ひたすらイルカの映像が映し出されていた。
言語能力を失った天才が、数学の論文として提出した、その謎の映像群を学会はまともに取り扱うことはなかった。
しかしそれを見た石井光成は、そこに隠された意味を直感で感じ取る。
その意味を悪用することを思いついた、光成は、イルカの生態を探るべく、沖縄へと足を伸ばす。〜

舞台設定は近未来。コンセプトは海洋SF。
なはずなんだけど、主人公がやってる事は人妻にデートに誘われたり、弟子入りした漁師のおっさんの世話焼き女房だったり、もはや意味がわからない。
徹底的に書き込まれたコマと、大量のネームはとても読み易いものじゃないし、とにかくストーリーが進まない上に、意図の分からないエロスまでちらほら。
なんだこのマンガ。
と、大抵の人は思う気がする。自分もそう感じた。

とはいえ、読みにくいこの漫画を2冊まとめて読みきるぐらいには、このマンガの世界に引き込まれたの事実。
微妙に支離滅裂な主人公の感情とか、みんなどっか心を病んでるんじゃないかと思わせるような登場人物だったり、細かく書き込まれた猥雑なコマからはいろんなものが読み取れそうで、結局読み取れない。
それが強烈な味になってることは確かだけど、このマンガが面白いかどうかは、まだなんともいえないなぁ。

ストーリー面で、特に、作者が強く主張しているSFという面は、はっきり行って全然進んでなく、どちらかといえば、沖縄の古い因習がもたらす「ひぐらし」な匂いさえしてくる展開は意図がまったく読めない。

とにかく強烈な個性をもって、大風呂敷を広げているマンガ。
続刊が出たら買ってはみるけど、はたしてレビューを書けるほどに理解できるんだろうか?
つーかこの作品がまとも展開して、まともに終結を迎えることはあるんだろうか?
気になるという意味ではかなりキテるけどな、はたして。

「はなまる幼稚園」 1,2巻 勇人

  • 2007/12/14(金) 23:38:03

さすがにコレは「萌え」……じゃないよな。

はなまる幼稚園 1 (1) (ヤングガンガンコミックス)はなまる幼稚園 1 (1) (ヤングガンガンコミックス)
(2007/04/25)
勇人

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作品紹介
〜杏ちゃんは土田先生が大好きな、はなまる元気印な幼稚園児。
知的クールなコスプレ園児・柊ちゃん、純情可憐なピュア園児・小梅ちゃんと、とっても仲良し。
恋のライバル、天然保母さん山本先生には押されぎみだけど、今日もはなまるな笑顔が満開です。〜

「キャラもの学園ラブコメ」って書きかたをするとありきたりだけど、このマンガの舞台は幼稚園。
「生徒と先生の禁断の恋」なんて設定はもう手垢が付いてるけど、このマンガの主人公は幼稚園児。しかも年中組。

とにかくこのマンガほのぼのさ加減はすごい。
ほのぼのさの演出が、これでもかってくらいクサイのに、すんなり受け入れられるのは、やっぱり幼稚園児っていう設定が活きてるんだろうな。
大人の女になるべく背伸びをし続ける杏の健気さは、グッと来るね、やっぱし。

しかもこのマンガ、癒しマンガとしてだけでなく、コメディーとしても中々おもしろい。
癒しマンガの中のギャグの小ネタに「血のバレンタイン」とか挟んできたり、そのギャップがいい。
その辺はヤングガンガンならではというか、癒しの中にも、オタ要素が入ってたりするのが面白い。

欲を言えば、もう少し展開的にメリハリが欲しいなとは思う。少しブラックなキャラが出てきたりとか。
でもそれはそれで、このマンガの一番の売りである「ほのぼの」とは少し方向が合わない気もするなぁ。

安定感は抜群。
長編と長編の合間にちょっと読んだりするといいかもしれない。

「サイコ・スタッフ」 水上悟志

  • 2007/12/13(木) 01:19:43

模様替えもいいけど、ちゃんと更新しろって話ですね。
今回のレビューは、ホントは「惑星のさみだれ」がほしかったんだけどなかったから、って理由で買った「サイコスタッフ」です。

サイコスタッフ (まんがタイムKRコミックス)サイコスタッフ (まんがタイムKRコミックス)
(2007/10/27)
水上 悟志

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あらすじ(裏表紙より抜粋)
〜受験を控えた平凡な高校生「柊光一」はある日、「桜木梅子」と名乗る少女から告白される。だが彼女はなんと惑星ルルイエから来た宇宙人であり、光一を宇宙戦争の特別防衛工員(サイコスタッフ)として勧誘しに来たのだった。
ワケが分からず無視する光一。しかし埋め子は光一が実は50億人に1人というBくらすサイキッカーである事を見抜いていた。
「その力を宇宙で発揮してほしいの」強引に迫る梅子に光一は……!?〜

買ってよかった。「惑星のさみだれ」がもしあったらこれを買わなかったかもしれないと思うと、このマンガに会えてよかったと思う。

とにかくストーリーがよくできている。

宇宙戦争での大活躍を約束されるほどの力を持ち、そのことに気づきながら、自分の努力で身に着けた力じゃなきゃ意味ないと、受験勉強に勤しむ光一。
力を持っていながら、それを活用しない光一に憤りを覚える梅子。
そんな梅子には力に固執する理由があった。

優れている力とは何か?その結論に向かって話はトントン拍子に進んでいく。
展開は結構早いんだけど、無駄な描写もなくて、すんなりと話に乗っていける。
光一マジかっこよすぎだわ。あんなできた人間そういないよ。

このマンガのすごいところは話ももちろんなんだけど、それと平行してるラブコメもちゃんといい感じにまとまってるところ。
梅子のキャラはいわゆるツンデレなんだけど、その描写にあざとさを感じない。
梅子の中で最初はターゲットでしかなかった光一の存在が段々と変化していくところは、マジで惹かれるものがあるね。
名前が梅子なのも個人的にはよかった。

ぜひ一読あれ。

「しるバ.」 1巻 爆天童 

  • 2007/12/10(月) 23:49:39

この手の4コママンガは正直飽和状態だとは思うけど、やっぱ面白いものは面白いな。

しるバ. 1 (1) (角川コミックス・エース 193-1)しるバ. 1 (1) (角川コミックス・エース 193-1)
(2007/11)
爆天童

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作品紹介
氏名:安田ゼノスカール=シルバ
職業:女子高生兼悪の組織の一員
身の丈以上の大きな鎌を携えて、その転校生はやってきた。
常にお腹を空かし、給食の時間になると歓喜に打ち震え、プリンが付いた日には涙を流す。
そんなシルバは悪の組織「ゼノスカール」の一人娘。
拙いながらも世界を征服を目指し努力を重ねつつ、毎日高校に通い、同級生と、組織の怪人と、ライバルの魔法少女と、今日も大暴れ。

な感じ。
まぁわかりやすく言えば、設定にちょっと趣向を凝らした、学園モノ4コマ。
「天体戦士サンレッド」+「あずまんが」+「ぱにぽに」÷3=「シルば.」見たいな感じかな?既存のマンガを使って説明すると。

絵がきれいだし、萌え一辺倒ではなくて、怪人役として変なキャラクターも豊富にいるし、ネタの引き出しは多くて、見ていて飽きない。
学園モノということで「だらしない先生」とか「勉強もせずに遊んでばかりいる馬鹿少女」とか、お約束過ぎてすでに手垢が付いてるんじゃないかというネタも少なくはないが、悪の組織という設定と学園モノをうまく掛け合わせたネタはなかなか笑える。

一部のパロディネタとか、萌えネタとかは露骨な作為も感じることもなくはないけど、読んでて不快に感じるほどではないかな。
大爆笑は生まないけど、終始安心して読める優秀なアベレージヒッターという印象。
この手のマンガが好きな人にはお勧め。

個人的にはデザインといい、キャラクターといい「イヅル」がツボ。
どうでもいいけど、高校で給食って設定はさすがに無理があると思う。

「MR.MORNING」 1巻 高山しのぶ

  • 2007/12/09(日) 23:36:53

たまには趣向を変えて、普段買わないレーベルでも。

MR.MORNING 1巻 (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) MR.MORNING 1巻 (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
高山 しのぶ (2007/05/25)
一迅社

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あらすじというか作品紹介(本文より抜粋)
〜これは、大きく平らなある国で電気がやっと普及し始め、それまでエネルギーの主流だった「虹石」という石が忘れ去られていく頃。
それでもその国の真ん中を真っ直ぐ走りぬけ、多くの人々に愛された「虹石機関車」と、1人の少年の話〜

虹石機関車に憧れを抱き、はれて客室乗務員の座に就いた「トーイ」を迎えたのは、頑固で厳しい上司「ワイズマン」と列車の中でも一番等級の低い「モーニング」での仕事だった。

破天荒なトーイと頑固なワイズマン。衝突を重ねる二人に共通していたのは、虹石機関車を愛する気持ちだった。という最初の展開から、ワイズマンや同僚の働き振りから、お客のために尽くす「客室乗務員」の誇りを学んでいくトーイ。
そして若く、純粋なトーイと乗客達の心温まるふれあいの数々。

いやー、なかなか楽しく読めた。
長距離列車の客室乗務員という設定は斬新で、細かなディテールも結構凝ってて面白い。
キャラ同士の掛け合いもちょっと同人臭い笑いな感じもするけど、テンポよくて笑える。
ギャグシーンは、小さなコマに画を詰め込みすぎな印象も受けるけど、その画あってこその笑いも確かにあるし、そこは好き嫌いかな。

画とか、エピソードや人間関係とか明らかに腐向けではあるけど、そうでない人も充分に楽しめる出来。
たまにはこういうのもいいかな。

ゼロサムコミックってキャラ一辺倒で中身の薄いマンガってイメージがあったけど、このマンガは違った。
こないだはサンデーGXを信用したら失敗したし、やっぱレーベル買いは危険だな。

「まつろはぬもの」 1巻 作恒川光太郎 画木根ヲサム

  • 2007/12/08(土) 16:22:26

ネットで見た評判がよかったって言うのと、帯の推薦文を書いてるのが「あだち充」だっていうのが購入のきっかけ。

まつろはぬもの 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)まつろはぬもの 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)
(2007/11/05)
木根 ヲサム、恒川 光太郎 他

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あらすじ
〜「古道」と呼ばれる人外の世界。そこに居る「霊喰み」と呼ばれる化け物は、死者の魂を食らい、容姿と記憶を自らのものにする。
その容姿と記憶を使って、生者を古道に呼び込み、その肉体と魂を食らおうとする。
「古道」に住むレンは「古道」に迷い込んだ人間を利用して、「霊喰み」を駆り続けている。
人外の世界「古道」を舞台に、繰り広げられる幻想ジャパネスクホラー〜

前述の通り、いい評判を耳にしたんだ買って見たんだけど、ん〜読む前のハードルをあげすぎたかなぁ?って印象。

基本は「霊喰み」によって引き込まれた人間が、その「霊喰み」のもつ容姿と記憶に、その死者との生前との関係を思い起こし、結果「霊喰み」に食われそうになるところに、レン登場という流れを2,3話使って、描いていくというお決まりのパターン。
その生きている人間ち、「霊喰み」に食われた死者との間のエピソードが毎回違い、そこにある人間ドラマを、メインに据えつつ、主人公コウの過去であったり、「古道」という世界の掘り下げであったりが進んでいく。

基本的には、「蟲師」みたいなノリ。
ただ「蟲師」ほど幻想的な世界観が徹底してるわけではないし、一つ一つのエピソードも、練られていないわけではないけど、「良く出来た話」と思えるほどではない。
くわえて、幻想ジャパネスクホラーと謳っているが、その幻想的な世界や、おどろおどろしさの様なものをを描ききれてるほどの作画ではないので、全体的に今一歩な感は否めないかも。

けっしてつまらない作品というわけではないが、別段人を惹きつける強い何か?というのはあまり感じられなかった。

「RATMAN」 1巻 犬威赤彦

  • 2007/12/06(木) 12:46:44

たまに面白いのを出してくるから、エースは侮れない。

RATMAN 1―The smallest hero!? (1) (角川コミックス・エース 152-2) RATMAN 1―The smallest hero!? (1) (角川コミックス・エース 152-2)
犬威 赤彦 (2007/11)
角川書店

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あらすじ(裏表紙より抜粋)
〜乱立するヒーロー達で、時は空前のヒーローブーム!
チビと馬鹿にされながらもヒーローになることを夢みていた葛城修斗は、ある日、突然現れた謎のガイコツ集団に襲われてしまう。
それは悪の秘密結社が修斗を仲間に引き込むために起こした作戦だったのだ!
組織の一員となった修斗は『ラットマン』として望まぬ悪事を働くことに!?
新要素満載のヒーローアクションここに誕生!!〜

エースだし、パッと見は萌え絵だし、と思ってあまり期待せずに買ったんだけど、コレはかなり面白い。
正義というものを見せるために、あえて主人公を悪の側に所属させるというストーリーも面白いのはもちろんなんだけど、なによりもバランスが素晴らしい。

唯一気になったのは止め絵が多くて、アクションシーンの迫力がアレかな?とは思ったけど、目に付いた粗はそれくらいしか感じられなかった。
ヒーローに憧れる気持ちとそれとは対照的な境遇のギャップに葛藤する修斗を通して描かれる「正義」とはなんぞやって話はしっかり熱い。
ショッカー的なポジションの「戦闘員ジャッキー」をはじめとするギャグは、パロディ具合も丁度よく、シリアスとのメリハリが良く利いてて、ニヤリ程度には収まらない。
押し付けてこないほどの、キャラ萌えとラブコメをチョコチョコ入れてあるのも、そつないなぁと感心。

表紙を外すと見れるオマケマンガも面白いし、この作者さんはセンスあるなぁ。お勧め。

「サムライうさぎ」 3巻 福島鉄平

  • 2007/12/05(水) 11:11:28

誌上ではそこそこ認知されてきてると思うんだけどな、イマイチコミックスの売れ行きが……。

サムライうさぎ 3 (3) (ジャンプコミックス) サムライうさぎ 3 (3) (ジャンプコミックス)
福島 鉄平 (2007/12/04)
集英社

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ということで、うさぎ道場VSヤマネコ道場の対決も大詰め。
マロと良成の間のわだかまりは解消して、本間家の問題にどう片がつくのか?って展開な3巻。

本誌で読んでるときは、このエピソード少し長くて冗長な感は否めなかったけど、単行本とかで始めて見た人にとってはそうでもないのかな?
道場対抗戦はまだしも、マロと良成の確執問題が良い感じに解決するってのはこのマンガのノリとしても、ある意味当然のことだし、少し焦らしすぎかなぁ?とは思った。

結局、良成が自分を信じ切れてない。なにより、兄であるマロを信じ切れてないからこそのすれ違いだろう?的なツッコミを抱いたりもしたんだけど、良成の涙のシーンで全部吹っ飛んじゃった。
ベタっちゃベタだけどな、いいよなぁこの展開。愛力ですよ。

4巻の発売が2月ってのもありがたいな。
「サムライうさぎ」は連載で読むより、単行本で読んだほうが良いマンガの気がするなぁ。
ジャンプ買うのやめようかな…冨樫がまた籠もるしw
あぁでもな、新連載の「PSYREN」は無茶苦茶応援してんだよな。
ワンピースが終わったらすっぱり辞めようとは思ってるんだけどねぇ。

「Ordinry±」 1巻 高橋慶太郎

  • 2007/12/03(月) 23:15:12

ヨルムンガンドでおなじみのって通じるのかな?

オーディナリィー± (サンデーGXコミックス) オーディナリィー± (サンデーGXコミックス)
高橋 慶太郎 (2007/11/19)
小学館

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サンデーGXはこの人押してるんだろうなぁ。
ブラックラグーンと方向性は似てるし、売りやすいっちゃ売りやすいんだろうけど、まさかアフタヌーンに掲載されてたのを単行本として出すとは。

ヨルムンガンドを読んだ人前提にしか話をし辛いんだけど、この本良くも悪くも「高橋慶太郎」っぽさを詰め込んだマンガになってる。
練ったシナリオのどんでん返しの伏線が、台詞や小道具で巧く表現できてないから、ネタバレされた時に、読者が「ん?」ってなる感じであったり、迫力はあるんだけど、イマイチどういう動きをしてるのか分かりづらいアクションシーンとか。
とにかく尖がってる。
味はあるけど、微妙にコマごとに顔が違ったりするキャラとかもそうかな。

それ自体は批判って言うより、少年マンガでもないんだし、コレぐらいはクセがあったほうがひっかる人も居るのかな?とは思うけど、どうなんだろうな。好き嫌いが顕著な作家であることは確かかな。

それ自体はまぁ良いんだけど、コレをブラックラグーンと平行して売ろうとするとするのはどうなんかな?とも思う。
ブラックラグーンだって万人に受け入れられる作品ではないけど、そのなかでもこのマンガを面白いと思えるのは一部じゃないかな。

もう少し、画とネームが整理されて欲しいなと思うけど、ソレは同時にこの人の魅力を削る行為のようにも感じるし、好きな人は買えば良いんじゃないって所かな。

「荒川アンダーザブリッジ」 1〜6巻 中村光

  • 2007/12/01(土) 14:03:36

最近はリアル、バガボンド、PLUTOと粒ぞろいだったのに、我慢できず新しいシリーズにも手を出してしまった。

荒川アンダーザブリッジ 5 (5) (ヤングガンガンコミックス) 荒川アンダーザブリッジ 5 (5) (ヤングガンガンコミックス)
中村 光 (2007/05/25)
スクウェア・エニックス

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ベタ、パロディ、キャラクター、そんでもってハートフルinシュールというわけの分からないこのマンガ。
でもマジで面白い。

あらすじ(1巻の裏拍子より抜粋)
〜「私に恋をさせてくれないか?」
舞台は荒川河川敷。そこで始まる恋物語。
勝ち組エリートの青年の「リク」とホームレスの美少女「ニノ」。二人の不思議な同棲が始まります。これは喜劇か?それとも…?
現代日本に様々な議論を巻き起こす、話題の新感覚ストーリー。
貴方はどう感じますか〜

キャラがぶっ飛んでる、そしてネタのセンスが切れてる。その2つがあればホントはもう勝ちなんだけど、そのうえシュールが入ってくるから、もう大変。
ツッコミ役の主人以外登場人物がみんな電波を発信なり受信しちゃってるから、とにかくカオス。にも関わらずたま〜に正論とか言い出すもんだから始末が悪い。
ギャグギャグでこられてる所に、すっと良い話系のエピソードを混ぜられるもんだから、思わずグッときてしまう。

この人のギャグセンスというか、作品の全体的な雰囲気が全盛期(ジャングルはいつもハレのちグゥ中盤)の金田一蓮十郎にそこはかとなく似てる気がするのは気のせいかな?
もし今後もペースダウンをせずにギャグを量産してできて「ハレグゥ」みたいに失速しないと良いんだけどな。

結構大きいストーリー的な展開の伏線が6巻の最後にあるんだけど、中規模のエピソードぐらいで終わって欲しいな。
成功するならいいんだけど、大きな場面展開とか新キャラ続々とかって失敗したりすることが大きいからなぁ。

自分はこのマンガの立場がイマイチ把握できないんだけど、結構バイト先でも売れるから、人気はあるんだろうか?店によっては平積みだったりするからなぁ。
にしてもヤングガンガン勢いあるなぁ。