「GA芸術科アートデザインクラス」 2巻 きゆづきさとこ

  • 2008/01/31(木) 22:23:55

個人的に今一番おもしろい4コママンガ。

GA-芸術科アートデザインクラス 2 (2) (まんがタイムKRコミックス)GA-芸術科アートデザインクラス 2 (2) (まんがタイムKRコミックス)
(2008/01/28)
きゆづき さとこ

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2巻では新キャラが多数登場。
今まで目に出てこなかった教師陣や、先輩キャラが多数。
従来の5人組と絡んだり絡まなかったりで、かなり話に幅できてきたなと感じた。

メインの5人はもう完全に役割が決まって、存在に安定感が出てきたから、キャラクターネタだけでも充分面白いんだけど、しっかりと美術を絡めてくることを忘れてないのは、さすがというか、ありがたい。
五人でやみ鍋をを囲むと一連のネタなんかは、キャラだけでも充分いけたと思うけど、しっかり美術を挟んできたのは凄いなと思う。

ネタも笑い一辺倒だけでなく、少しシュールなものや、ノスタルジックなものと、多岐にわたるので、途中でだれる事無く、一気に読めてしまう。

ネタのアベレージの高さ、画の書き込みの緻密さ、それからカラーページとか、表紙外したところに書いてあるおまけページだとか、とにかく詰まってる。
作者自身、あとがきに「読むのに無駄に力を消費する」なんて自嘲気味に書いてるけど、それはクオリティの高さによるものだと思う。

結構認知度も上がってきたみたいだし、アニメ化するんじゃないかな、コレ?

「まんまんちゃん、あん。」 1巻 サトウナンキ きづきあきら

  • 2008/01/30(水) 22:40:37

インパクトのある名前に負けてない。

まんまんちゃん、あん。 1 (1) (バーズコミックス)まんまんちゃん、あん。 1 (1) (バーズコミックス)
(2008/01/24)
サトウ ナンキ、きづき あきら 他

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作品紹介(裏表紙より抜粋)
〜貧乏子だくさんの家庭で育っためぐりは、明るく元気な高校三年生の女の子。
そんなめぐりの選んだ進路はナンと「寺」!
イケメン坊主に永久就職で、ひと安心と思いきや…。
寺で、女子高生で、未亡人―――!?
ご縁が結ぶヒューマン・ブッディスト・ストーリー〜

その表紙と突拍子のないタイトルが先行しがちだとは思うけど、しっかり面白い「寺」マンガが「まんまんちゃん、あん」。
「まんまんちゃん」とは関西地方の言い方で「仏様」を、「あん」というのは仏様に手を合わせるときの台詞のことを言うらしい。

ネタとしての坊主ではなく、現代の「寺」事情、「仏教界」の問題をわかり易く説明しつつ、ソコに生きる住職、修行僧、檀家の人々などの、思惑が描かれており、非常にリアリティのあるつくりになっている。
このマンガで描かれている「寺」というものがどこまでの取材の上に成り立ってるものかはわからないが、普段あまり覗くことの無い世界を垣間見ると言うのはそれだけで充分面白い。

加えてこのマンガの肝である人間ドラマがまたおもしろい。
とにかくヒロインのキャラクターが魅力的で引き込まれるのだ。
最愛の人を失いながらも健気に頑張る、真っ直ぐなめぐりの生き様は、あまりの痛々しさに目を背けたくなるほど心を打つ。

着眼点といい、物語といい、期待の持てる作品だ。
マイナーなwebコミックでの連載が惜しいな。
作者のネームバリューも手伝ってそこそこ売れてるみたいだけど。
少しでも興味のある人は、ぜひともタイトルと表紙だけで判断しないで読んで作品。

「モンスターキネマトグラフ」 1巻 坂木原レム

  • 2008/01/28(月) 10:27:22

意外と面白い。掘り出し物かな。

モンスターキネマトグラフ (リュウコミックス)モンスターキネマトグラフ (リュウコミックス)
(2008/01/19)
坂木原 レム

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作品紹介
〜妙齢の女性マミヤさんは…興奮すると怪獣に変身してしまう特異体質!
戦争中は軍に平気として利用され、戦後も政府の生物化学研究所管理下に置かれている。
美女から怪獣へ〈あんぎゃあー♪〉と変身…。
数奇な宿命を負ったマミヤさんの幸せとは…!?
実力はルーキーの初コミックス。

設定からして意味がわからない。
興奮すると怪獣になる?生物兵器の女性?そんでもってキネマ?
表紙や裏表紙の説明でははっきり言ってなんのこっちゃまったくわからない。
怪獣モノなのか?映画モノなのか?人間ドラマなのか?
そもそもギャグなのか?シリアスなのか?
右も左もわからず読み進めていくと、いつのまにかこの不思議な世界観に入り込んでしまってる。

しかもこのマンガの凄いところは、それらの答えは最後まで読んでもわからないところ。
すべての要素が詰まっていて、そのバランス加減が絶妙すぎるから。
生物兵器としてのマミヤさんが幸せを掴むためにはという問題を深く掘り下げていくとどうしても重くなりがちなんだけど、ソコをあえて突っ込むようなことはしない。
随所にコメディータッチを用いて、かつギャグマンガにならないように、ギリギリのラインを付いてくる。
設定の突拍子の無さに比べれば、物語の全体的な展開は当たり障りのない感もあるけど、高い画力と演出もあいまってしっかり感動できる。

看板に偽りなし。実力派ルーキーというのは本当だったって感じかな。
とはいえ、商業デビューが初めてで、同人作家としては結構なレベルにあったみたいだけど。
この人は期待できる作家さんかもしれない。

作品名別 レビュー一覧 (作りかけ)

  • 2008/01/27(日) 12:47:49

作品別レビュー一覧
あいうえお順

〔あ行〕
アイシールド21 26巻 27巻 
アタック!! 1巻 2巻 3巻 4巻 5巻
アルト 1巻
荒川アンダーザブリッジ 1〜6巻
碇シンジ育成計画 4巻
一瞬の風になれ 1巻
うさぎドロップ 1〜3巻
衛星ウサギテレビ 2巻
エンジェルお悩み相談所 全1巻
おやすみプンプン 1巻 2巻
俺はまだ本気をだしてないだけ 1巻

〔か行〕
学園革命伝ミツルギ 4巻
学園創生猫天 1,2巻 3巻
陰日向に咲く 全1巻
ガゴゼ 1,2巻
かみちゅ 全2巻
仮面レンジャー田中 全1巻
かるた 全2巻
機動戦士ガンダムさん 3巻
ぎぶそん 全1巻
教艦ASTRO 1巻
巨娘 1巻
鉄のラインバレル 7巻 8巻
黒執事 1〜3巻
喧嘩商売 8巻
幻想主義 全1巻
皇国の守護者 5巻
皇龍飯店 全1巻
御胞子烈風伝きのこさま 全1巻
金剛番長 1巻

〔さ行〕
サイコスタッフ 全1巻
サナギさん 4巻
サムライうさぎ 1巻 2巻 3巻 4巻
3月のライオン 1巻
仕切るの?春日部さん 全3巻
週刊石川雅之 全1巻
獣神演武 1巻
終末のフール 全1巻
少女ファイト 3巻
白球少女 1巻
しるバ. 1巻
スピリチュアルぱらだいす 1巻
正義警官モンジュ 4巻
聖☆おにいさん 1巻
戦術戦国戦記LOBOS 1巻 2巻
宙のまにまに 3巻
それでも町は廻っている 3巻

〔た行〕
大東京トイボックス 1巻 2巻
たいようのマキバオー 1巻 2巻 3巻
探偵奇譚 全1巻
地平線でダンス 1.2巻 3巻
デイドリームネイション 1巻
でじぱら 1巻
デッドマンワンダーランド 1巻 2巻
デトロイト・メタル・シティ 4巻
デュアルジャスティス 1巻
天使のフライパン 全5巻
天上天下 17巻
天体戦士サンレッド5巻
とある科学の超電磁砲 1巻
東京トイボックス全2巻
トト! 全5巻
とめはねっ 1巻 2巻

〔な行〕
中村工房全3巻
ナチュン 1〜2巻
21世紀少年 下巻
日常1巻 2巻

〔は行〕
バガボンド 26巻
鋼の錬金術師 17巻
ハチワンダイバー 1巻
はなまる幼稚園 1、2巻
光の大社員 1巻
ぴよぴよ 全1巻
ブレイクブレイド 2巻
へうげもの 5巻

〔ま行〕
まつろはぬもの 1巻

〔や行〕
ヨイコノミライ完全版 全4巻
夜桜四重奏 3巻
よつばと 7巻
ヨルムンガンド 3巻

〔ら行〕
臨死!!江古田ちゃん 1,2巻

〔A〜Z〕
C 全2巻
GA芸術科アートデザインクラス 1巻 2巻
GIANTKILLING 1、2巻 3巻
HELLSING 1〜9巻
ZOOKEEPER 1〜4巻




「皇龍飯店」 全1巻 竹山祐右

  • 2008/01/27(日) 12:45:47

この作家さん地味に好きだ。

皇龍飯店REST DRAGON皇龍飯店REST DRAGON
(2007/03/24)
竹山 祐右

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あらすじ
〜小さな頃から武術一筋の「リィーシャオリン」は武道大会で総合優勝を収めるほどの実力者。
そんなシャオリンが次の目標に定めたのが「ファンウーレン」
中央武闘会で五連覇をなし、「北方武神」の異名を持つ伝説の格闘家である。
その男を追って片田舎まで来たと思ったら「北方武神」が開いていたのは道場ではなく飯店だった!?〜
元気印の看板娘、シャオリンが繰り広げる「武侠アクションコメディー」

ということで、天真爛漫な看板娘が色々とドラマを繰り広げるって感じの中華風アクションコメディーなワケなんですが、これまた展開がベッタベタ。
でもその王道が心地いい。

とにかく主人公が真っ直ぐ。
悪さえも飲み込んで、なおかつ自分を貫いて突き進んでく、強い芯の持ち主。
そんなキャラだから、彼女がする善行に厭味が一つも感じられない。
偽善臭さみたいなのが無くて、ひたすら純粋だから、見てて気持ちがいい。

作者本人は巻末コメントで「すこし王道過ぎた感はありますが」と言及してるけど、マイナーなwebコミックではあるものの、掲載したてたのは少年マンガってことだし、コレで良いんじゃないかなと思う。
欲を言えばアクション部分にもうちょっとひねりが欲しかったかな?
ま、でも戦闘ではなく格闘技って括りだからコレぐらいがちょうどいいのかもしれない。

飛びぬけた面白さがあるわけでは決して無いけど、作品の真っ直ぐさとあいまって、丁寧に描いてあるなぁって思えるいい作品です。

「陰日向に咲く」 1巻 作劇団ひとり シナリオ金子アリサ 作画此元和津也

  • 2008/01/25(金) 22:43:53

さしたる期待もしてなかったけど、その予想は裏切られたね。

陰日向に咲く (バーズコミックス)陰日向に咲く (バーズコミックス)
(2008/01/24)
劇団ひとり、此本 和津也 他

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「陰日向に咲く」自体は前から気になってたんだけど、単行本で買うほどではないかなっと思ってたところにコミカライズされてたので買ってみた。

冒頭で期待はしてなかったって書いたけど、ここまでひどいとは思わなかった。
群像劇による人間ドラマなのにも関わらず、読んでてなんかしら感情を抱くことが一切ないってどういうこと?
いくらなんでもココまで薄っぺらな作品がベストセラーになるとも思えないし、これはコミカライズに問題があるんだと思う。
最低限の起承転結しか語られてないネーム。ただただ平坦でのっぺりとした作画。
原作の魅力の何割を表現できてるんだろうか?

作画の人の画力が拙いのはある意味仕方ないのかも知れないけど、この人を起用した編集部は問題だと思うな。
人間ドラマを描くに当たって、この人の画風はないでしょ。
映画の公開にあわせたメディアミックスの一環なんだろうけど、強引に1冊のコミックに収めてるのも納得いかないな。
もう少しやりようがあっただろと思わざるを得ないできだと思う。

逆に言えば劇団ひとりの表現力が気になった作品ではあった。
似たような展開の本が伊坂幸太郎の「ラッシュライフ」でもあった気がするんだけど、話の構成力ではそっちの作品に勝ててはいないような気もする。
それでも、人間ドラマで心に訴えてくるものはありそうなんじゃないかな?とは思えたから、それが唯一の収穫かな。

幻冬舎じゃなきゃもうちょっとまともな形になったのかな?とか穿った見方をしたくなってしまった。

「戦国戦術戦記LOBOS」 2巻 秋山明子

  • 2008/01/24(木) 22:46:13

新キャラが少年マンガっぽくていい感じ。

戦国戦術戦記LOBOS 2 (2) (シリウスコミックス)戦国戦術戦記LOBOS 2 (2) (シリウスコミックス)
(2008/01/23)
秋山 明子

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あらすじ
〜戦局と運命は己の手で切り開く!!
群雄割拠の乱世に、己が腕のみを頼み孤高を貫く』一騎当千の傭兵集団があった。その名を「狼」という。
抜け忍の追討。それが市蔵の次の仕事だった。
戸隠の追っ手すら歯が立たない、遠耳の玄弥。
その孤影を打ち抜こうとするとき、市蔵の胸にもまた、過去の暗い影がよぎる!!〜

1巻のレビューのときに『今後の流れとしては「狼と敵対関係にある組織」とか「市蔵の過去」とか1話完結の中にも繋がっている話を交えていかようにも展開できると思うので充分楽しめそう。少し長いエピソードも読んでみたいかも』なんて書いたんだけど、その通りなってて嬉しかった。

市蔵の過去が徐々に明らかになってきた2巻では、敵も因縁の相手だったり、新キャラが何人かでてきたりで、色々と幅が出てきた。
キャラクターがあんまり増えすぎても、物語がキャラに振り回されるようなことになっちゃいそうだけど、その辺はちゃんとわかってくれてそうかな。

戦術モノと謳ってるだけあって、キャラが増えるときはそいつの得物がいちいち気になるな。
今回のキャラは犬とか弓だったけど、それがただの飾りって言うか個別化のためのアイテムで終って無くて、戦闘の展開にしっかり絡んでくるところもいい感じ。

ふと思ったんだけど、このマンガシリウスでは人気あるんだろうか?
バイト先の入荷数もあんまり多くなかったので、ちょっと心配。

「聖☆おにいさん」 1巻 中村光

  • 2008/01/23(水) 01:54:59

この連載を知らなかったから、買い逃すところだった。

聖☆おにいさん (モーニングKC)聖☆おにいさん (モーニングKC)
(2008/01)
中村 光

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作品紹介
〜目覚めた人ブッダ、神の子イエス。
世紀末を無事に越えた二人は、東京・立川でアパートをシェアし、下界でバカンスを過ごしていた。
近所のおばちゃんのように細かいお金を気にするブッダ。
衝動買いが多いイエス。
そんな「最聖」コンビの立川デイズ〜

面白いな、コレ。
ギャグマンガをレビューするのって難しいなって毎回思うけど、とりあえずガチで笑える。
「荒川アンダーザブリッジ」はストーリー性とか感動系エピソードとかちょこちょこ入ってくるけど、このマンガはとにかくギャグだし、打率が高いから安心して笑える。

登場キャラの挙動ももちろん面白いんだけど、さらに「ブッダ」と「イエス」というキャラが強烈。
ブッダネタ、イエスネタがここまで豊富にイジれるモンなのなのかと思った。
普通の小市民的な小ネタの連発も面白いんだけど「ユダに裏切られた云々」とか、このキャラデこそのネタは本気で笑えるね。

このキャラクターは史実、伝説含めてエピソードが沢山あるからネタは出しやすいのかもしれない。
仙台にキリストの墓があるとか、いじってきそうだな。

掲載誌がモーニングの増刊だからスパンが長いってことくらいかな。気になるのは。
まぁヤングガンガンでも連載してるし、仕方の無いことか。
わりと読む人を選ばない、いい作品だと思うので、興味のある方はぜひ。

「エンジェルお悩み相談所」 水上悟志

  • 2008/01/22(火) 16:17:52

すっかり水上悟志にはまってしまった。
後読んでないのは「散人左道」くらいかな。

エンジェルお悩み相談所 (まんがタイムコミックス)エンジェルお悩み相談所 (まんがタイムコミックス)
(2006/10/07)
水上 悟志

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作品紹介(裏表紙より抜粋)
公園のベンチで悩みを聞いてくれるのは…なんと本物の天使!?
「天使さま助けて下さい」ある公園のベンチでそう3回唱えると、本物の天使が悩みを聞いてくれるという。
しかもその天使とは、剣とラッパを携えた白い衣の○○○○だった!?
ちょっと(?)おかしなお悩み相談所を描く日常ファンタジー!!

他に読んだ単行本よりも笑いの色が強いと感じたんだけど、狙ってるのかな?
それともたまたまツボが一致しただけかな。
水上悟志作品特有の「いい話感」と「フワフワした世界感」ももちろんなんだけど、いつもより笑いが加わってたので、個人的には結構すきな方かな。

一話一話の感想としては申し分ないけど、全体の構成は少し残念な気もする。
特に後半の展開の仕方がなぁ。
主人公(?)のおっさんが取った行動自体に文句があるわけじゃないんだけど、悪魔サイドのお偉いさんとか、少し消化不良な気もするんだよね。
二人のエンジェルの過去のエピソードとかも、思わせぶりに終わってる気がする。
打ち切りってことはないんだろうけど、単行本1冊分の話数もたまったことだしって感じで終わったんじゃないかな。

なんで戦場に居たおっさん部下である女天使が今の仕事に回されたのかとか、悪魔サイドの奴らのエピソードとか、もう少し掘り下げられてような気はしないでもない。
まぁ過去編をやるに当たって、変にシリアスな展開とかになってもこのマンガのテイストと違っちゃうのは駄目だし、ちょっと尻切れトンボな感じの終わり方がこのマンガっぽいっちゃぽいのかも知れないな。
面白い作品だったから、ついついもっと読みたいなと思っちゃいがちだけど。

にしてもこの人の書く動物キャラはいいなぁ。

「PEACE MAKER」 1巻 皆川亮二

  • 2008/01/21(月) 01:55:08

ここからどれだけ面白くできるのか、不安と期待が混在。

PEACE MAKER 1 (1) (ヤングジャンプコミックス)PEACE MAKER 1 (1) (ヤングジャンプコミックス)
(2008/01/18)
皆川 亮二

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作品紹介
〜一瞬の速さが生死を分ける『決闘』の関兄突如現れた謎の男、ホープ・エマーソン。
父から受け継いだ『ピースメーカー』と脅威のドローテクニックを武器に、兄を探すための壮大な旅が今始まった…!〜

壮大な旅と謳われると少し疑問符が残らないわけでもないけど、しっかりした世界観が構築されていて、安心して読めるのはさすがに皆川亮二かなといって印象。

メインはガンアクションなんだけど、アホみたいに弾を撒き散らし、その中を補正の掛かった主人公が駆け回るといった最近流行のモノとは随分と毛色が違う。
西部劇の世界と「決闘」という設定を持ち出し、速さと正確さが命のガンアクションに仕立て上げられている。

本来アクションモノで銃って活かすことが凄く難しい武器設定だと思うんだよね。
だから奇抜な形の銃とか、何発食らっても死なない敵とかそういうギミックに頼らざるを得ないと思うんだけど、このマンガは違う。
派手な立ち回りがない分、画的なインパクトは薄いのかなとも思うけど、一瞬の勝負の世界における緊張感やコンマの世界の駆け引きなどがしっかり演出されている。
後は、あのシンプルな武器で戦闘のパターンをどれだけ用意できるかかな。
敵集団はかなり変化球で来そうな匂いはしてるけど。

問題はストーリーかな。
主人公の性格もあいまってどうもフワフワしてる感は否めないんだよな。キャラ自体はいいんだけど。
まぁ時代が時代だし、あんま壮大な話にもできないだろうけど、すこし主人公の回りで話が展開しすぎてて都合よすぎないか、とかちっちゃくまとまってるっていう印象は受けた。
まぁ、まだ1巻だし、ストーリーについてはどうこう言える状態でもないけどね。

とりあえず1巻買って、もういいやとはならなかったし、今後に期待。

「TRIBAL12」 2巻 長田悠幸

  • 2008/01/19(土) 15:57:19

このマンガの展望が不安になるほど展開速いな。

TRIBAL12 2 (2) (KCデラックス)TRIBAL12 2 (2) (KCデラックス)
(2008/01/17)
長田 悠幸

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とりあえずストーリーモノに必要なラスボスを用意するエピソードと主人公の戦う理由を用意するっていう二つのエピソードがこの巻の中心。

まず明確な敵の設定なんだけど、大きく疑問符が残る点が一つ。
太古の者って存在があって、それを悪用しようとする敵組織っていうのは問題ないんだけど、そいつらの設定したタイムリミットが異様に短いんだけど。
そいつらの言ってる期限で世界が滅亡するのか?って考えると、多分しないと思うし、したとしてもそっからが本当のスタートみたいな展開にすると思うんだけど、ホントにその時間軸に沿って展開していくんだとしたら、相当なえるな。

マンガの中で時間の経過なんていくらでも見せ方はあるけど、一度具体的な数字を出しちゃってる以上、たとえどんな激しい修行をしようが付け焼刃感はぬぐえないと思うんだけどな。

それとこの巻のもう一つの見所であるキャラの心情。
巻き込まれただけのオズが12として戦っていくことになるシーン、微妙なポジションのまま中ぶらりんになってる庚の立場をはっきりさせるとか、そのエピソード自体は特に文句無いんだだけど、これまたとにかく展開が急すぎる。

はっきりいって感情移入が間に合わない。
オズみたいな直情型のキャラはただでさえ、合う合わないがあるのに感情の動き方に納得できないままどんどんストーリーが動いていくのは少しがっかり。
庚のエピソードとかも、勝手に盛り上がってるなとしか思えなかった。
話の骨組み自体はベタだけど、悪くないと思うのに、いかんせん重みが感じられない。

話の展開自体がけっして悪いワケではないのに、とにかく急ぎすぎだなと感じた2巻。
月刊だとこういう展開にならざるを得ないんだろうか?残念だな。
それとももしかして、打ち切りみたいな話がでてて、まとめに急いでるのかな?
個人的な期待が大きい分なんかいろいろ惜しいなと感じた。

「OverDrive」 15巻 安田剛士

  • 2008/01/17(木) 20:49:17

エース区間もいよいよ決着。

Over Drive 15 (15) (少年マガジンコミックス)Over Drive 15 (15) (少年マガジンコミックス)
(2008/01/17)
安田 剛士

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日本代表のユニを着た面々って言う表紙にジョニーが居るのは何で?
アイツそんな凄いのか?

15巻ではエース対決でもある第3走者の対決にピリオド。
結果はまぁ予想どおりというか、まぁベタな展開なんだけど深澤の目の病気は後の結構な伏線になりそうな感じ。
寺尾も大怪我してるし、このレースが終わったら少し展開が変わるんだろうか?
でも勝ったチームでヨーロッパ遠征に行くとか言ってたような気もするし、この後の展開大丈夫か?

とりあえず決着の付いた3週目だけど、正直盛り上がりにかけた気もする。
北原の活躍があんまりなかった理由はこの巻の中盤でわかるけど、それにしても深澤、北原、雲飛、綾瀬、そんでもって兵藤がそろってのレースに相当する盛り上がりっぷりではなかった気がするな。

まぁアンカー対決の篠崎がメインなんだろうし、第一走者の寺尾VS鷹田であんだけ熱い展開やっちゃたら、その後さらに盛り上げるってのも大変だけど、3週目のレース後半なんて描写なかったもんな。
雲飛とかいまいち凄さわかんなかったし。

とりあえずこの巻はインターミッション的な役割と、後は篠崎とユキの展開しだいだな。
この辺も次巻以降楽しみ。

読みきりのスペース少し多くないとはちょっと思った。

「天使のフライパン」 全5巻 小川悦司

  • 2008/01/15(火) 15:29:59

普通に完結しちゃったよコレ。なんで?

天使のフライパン 1 (1) (講談社コミックスデラックス コミックボンボン)天使のフライパン 1 (1) (講談社コミックスデラックス コミックボンボン)
(2006/12/06)
小川 悦司

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あらすじ(裏表紙より抜粋)
〜父の失踪居合い、1年以上も引きこもりを続けていた国見聡は、同級生の辻慶太との出会いによって、無事中学校を卒業することができる。
そして、一流シェフになるべく、父もかつて籍を置いた洋食の最高峰「帝都ホテル」に就職するのであった。
世界一心の美しい料理人が歩む、波乱万丈の物語が始まる〜

面白いわコレ。
講談社漫画賞の児童漫画部門を受賞しただけのことはある。
ボンボンって載ってた理由だけで、埋もれるには惜しいね。

天才料理人の息子が、その発想とひたむきさで作る料理が、様々な人間ドラマを生んでいくっていう料理漫画の王道的展開なんだけど、その王道よくできてる。
料理ひいては、人として大事ななにかを教えてくれるって言う点で見ても、少年漫画としてはかなり優れてるんじゃないかな。

前作の「中華一番」とか他の料理漫画にもよくある、美味い料理の表現でのネタっぷりもなかなかだし、料理の画も美味そうだし、画でも結構魅せてくれる。

料理漫画だと展開に無理が出てくることがよくあるけど、現代のホテルを舞台にしてる事もあって、命を賭けた料理勝負なんてぶっ飛びすぎな展開もないし、投げた食材を空中でみじん切りにする、なんてアホみたいな技の応酬もないし、微妙なラブコメ、ライバル展開、ホテル内権力の確執とか、いい感じのバランスで構成されてるのもいいね。

掲載誌の休刊に伴って、伏線を急いでかき集めて、大慌てで風呂敷をたたんだ感のある最終巻は正直いただけないけど、こればっかりはしょうがないかな。
それにしても、賞をあげるくらいなんだから、「月マガ」なり「マガSP」なりに移籍させればよかったと思うんだけど、講談社はなに考えてるんだろうか?
終わらせちゃうには勿体無いくらい、面白いと思うんだけどなぁ。

「かみちゅ」 全2巻 鳴子ハナハル

  • 2008/01/13(日) 21:47:34

いまさらだけど、読んでみたら面白かったので。

かみちゅ! 2 (2) (電撃コミックス)かみちゅ! 2 (2) (電撃コミックス)
(2007/03/27)
鳴子 ハナハル、ベサメムーチョ 他

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ある日突然神様になった一橋ゆりえ。
突然の神様化に戸惑うゆりえとその力を見込んだ祀、そしてゆりえの幼馴染光恵。
神様騒動を中心に、三人の友情、ゆりえの恋、町の人々との触れ合いなどを、情緒溢れる尾道の情景とともに描いた、ハートフルコメディー。

突拍子もない設定にも関わらず、何事もなかったかのように進んでく日常。
神様だけど普通の中学生なゆりえ。普通の通学生だけど神様を圧倒する祀。それらに多少流されつつもしっかりと自分を持っている光恵。
雰囲気マンガって言っちゃえばそれまでだけど、その雰囲気作りが完璧。

気弱な神様まりえを中心としたキャラクターもそうだけど、狙いすぎてない暖かいエピソードだったり、否な青臭さを感じさせない青春話だったり、そして何よりもこのホンワカとした世界を緻密な背景などを使ってマンガで表現した画が凄い。

原作のアニメであれば、色があって、音があって、声があって、様々な要素でそれを表現することができたけど、マンガでここまで作りこめるとは。
アニメの方がって言い方はアレだけど、このコミカライズは充分よくできてるな。
鳴子ハナハルの絵はしっかり見れるからやっぱりいいね。
これの後もしっかりエロ描いてるってのも凄いことだけど。

それとやっぱり凄いのは倉田英之だよな。
この人の作品は自分の知る限りあからさまなハズレがないんだけど、ストーリー作りのコツみたいなのを知ってるんじゃないかなと思う。
そこさえ外さなければみたいな。

全2巻ってまとまり方もいい感じ。もう少し長くてもいいかなとも思うけど。
画も話も高いクオリティで安定してる良作ですな。

「アタック!!」 5巻 大島司

  • 2008/01/11(金) 17:49:45

本格的に試合も始まってやっと軌道に乗ってきたかも。

アタック!! 5 (5) (BUNCH COMICS)アタック!! 5 (5) (BUNCH COMICS)
(2008/01/09)
大島 司

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ベタっちゃベタだけどいい感じの展開だね。
「浜崎西」との試合で色々とドラマが動く。
ルーキーの加藤と藤木のエースポジションの奪い合いももちろん良いんだけど、それより敵チームの主要キャラのエピソードが中々いい。

スポーツモノっていかに面白い展開を用意できるかもそうだけど、やっぱキャラのエピソードをどれだけ魅力的に見せられるかだよな。
自分がバレーに詳しくないからそう感じるのかもしれないけど、「シュート!!」の時はわりとトンでもサッカーだったのに対して、今回の「アタック!!」は結構普通にバレーを描いてるなぁって思うから、余計にドラマに注目せざるを得ない。

そんな状況で敵役の横山と鮫島は意外といい味出してたなぁ。
アレくらいのキャラでも使い捨てで終わるんだろうか?
5巻では随分新キャラが登場してたけど、なんかキャラの消費が激しそうだな。
県選抜の柿崎とか言う奴は対して活躍もせずにフェードアウトしてったしな。
まぁもともとかませ犬なんだろうけど。

とりあえず5巻のラストで自ら盛大に死亡フラグを立てた新キャラが出てきたことだし、6巻に期待。

「アタック!!」4巻のレビューはコチラ

「デイドリームネイション」 1巻 kasimir

  • 2008/01/08(火) 08:30:38

この人最近はやってるのか?もしかして。

デイドリームネイション 1 (1) (MFコミックス アライブシリーズ) (MFコミックス アライブシリーズ)デイドリームネイション 1 (1) (MFコミックス アライブシリーズ) (MFコミックス アライブシリーズ)
(2007/12/22)
kashmir

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作品紹介
〜今年の夏は、顔から変な汗ばかり出る。知春と夏穂は漫研に所属する高校2年生。
「5人集まらないと廃部だ!」といったイベントもなく、ごく普通にだらだらと高校生活を送っていた。
そしてある初夏の放課後、部室に全裸で銀髪の青年が現れることから物語は始まる。
生意気な胸の女子高生が、漫画を描いたり、風土病にかかったり……。
「百合星人ナオコサン」「○本の住人」のkashmirが送る地方高校生群像コメディ、原稿がたまったのでコミックス化!〜

う〜んつまらなくはないけど、雰囲気一辺倒って言うか、この手のものはもう飽和状態にあるんじゃないかなって感は否めない。
ネタ自体のセンスは悪くないし、アクセントの下ネタとかは結構笑えたりする。
だけど、まぁそれぐらいかなって感じもする。

雰囲気マンガだしって言っちゃえばそれまでなんだけど、げんしけんからこっちこの手のマンガ増えすぎじゃないかな。
「オタあるある」っていうか、ぬるま湯的なオタクの理想郷を具現化したようなマンガ。

あざとい萌えも好きじゃないんだけど、こういう設定からして狙いすぎなマンガてどうも好きになれないんだよな。
コレは主人公を女子高生に据えてるからまだその感は多少薄いんだけど、なんていうのかな?
自分たちの居場所(部室的なもの)があって、話の通じる仲間が居て、理解を示してくれる女の子が居て、みたいな設定でオタライフを満喫みたいな奴?
すげーかわいい娘がロボオタでとか。
もちろんそういうのって憧れなくはないんだけど、見てて虚しくなる気もするんだよね。
そういうマンガを見て、現実逃避とまでは言わないけどその世界を楽しむってのも全然ありだと思うんだけど、そういうのが氾濫しだしてる気はするんだよね。

げんしけんはそういう面もなくはなかったけど、先駆け的な存在であったのと、群像劇としてのクオリティがとても高かった思うんだけど、他のマンガはなぁ。
このマンガもその他大勢に埋もれてしまってる気がする。
一個突き抜ける要素が欲しいかな。

「幻想主義」 犬威赤彦

  • 2008/01/06(日) 16:28:09

見つけるのに苦労した。

幻想主義幻想主義
(2006/04/07)
犬威 赤彦

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作品紹介(裏表紙から抜粋)
幼いころから「幻想世界」にあこがれていた女子高生「葉山理子」。ある日、自分のファンタジー好きの原点とも言える映画「ダンジョン・インフェルノ」を見に行く。しかし映画館で「ファンタジー嫌いを名乗る「前川恭一」と出会い、口論をしてしまう。
何とかその場は納めたものの、納得できない理子は恭一に興味を持つのだが!?
「幻想」と「現実」という正反対の考えを持った二人がおりなすドラマチックコメディー!!

「RATMAN」から入って「MURDER PRINCESS」と来て、この「幻想主義」
すっかりこの作家さんのファンになってしまった。

エロ出身だからか、ゲームのコミカライズを長らくやっていたからか、癖があるというかアニメっぽい画ではあるけど、しっかりと読ませる話が非常に好印象な作品。

退屈な日常に嫌気を覚え、非日常な世界に憧れを覚える。
誰にでも経験のあることだと思う。
成長するにつれて、現実から目を背けることが許されがたい環境になって行き、いつしか人は憧れを忘れる。

ありがちな青春モノなんだけど、「ファンタジー」や「RPG」といったテーマを使って居ることで、親近感を覚え、すんなりと物語に入っていくことができる。

世界とどう向き合っていくのか。大人になるとはどういうことか。
そんな成長が描かれていくのだけど、モノローグや回想などの演出が巧く、理子の心の成長が非常に王道な感じで展開されていく。
理子と恭一の近づきも自然な感じで、ラブコメとしてもよくまとまってる。

心の機微が巧く演出されていると思うし、すっきり纏まった佳作。
心地よい読後感をが得られると思うので、この作家さんに興味がある人はぜひ。

「黒執事」 1〜3巻 枢やな

  • 2008/01/05(土) 23:51:56

そんなおもろいんかい?ってことで買ってみた。

黒執事 1 (1) (Gファンタジーコミックス)黒執事 1 (1) (Gファンタジーコミックス)
(2007/02/27)
枢 やな

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作品紹介(裏表紙より抜粋)
「執事たるもの、これくらいできなくてどうします?」
英国の名門貴族・ファントムハイヴ家の執事・セバスチャン。
彼は知識・教養・真意・料理・武術・…すべてにおいて完璧。
我儘な12歳の主人を相手に、漆黒の燕尾服がゆれる、ゆれる。
世界で一番紅茶の似合う執事漫画をあなたに。

バイト先では新刊が売り切れるくらいの人気ぶり。
そんなに面白いのかって気になったので、とりあえず既刊3巻分を買ってみた。

感想としては、なんでこっちの方向に持っていったの?って感じ。
この作者の人はブリティッシュな世界観とかのディティールを追求するために、結構色々な資料を読み漁ったみたいだし、デフォルメもできるんだから、コメディとメリハリを利かせつつ、執事とはなんたるかをカッコよく魅せるって方向になぜいかなったのかが不思議。

盛大なネタバレになるので詳しくはいえないんだけど、主人公の正体が暴かれる1巻の中盤から後半にかけての軌道修正的なものが著しい。
まぁもともとこっちのほうにくるつもりだったんだろうけど。
まさかブリティッシュサスペンス、ちょいアクション込み的なマンガになるとは。
確かにセバスチャンのキャラは立ってるし、かっこいいんだけどさ、執事って言う設定に必然性を感じるかといわれると若干の疑問符は残る。

今後は表と裏のバランスが重要になるだろうな。
表のほうがネタだしには苦労するだろうけど、あんまり裏の方に傾くと、本来の魅力が失われてしまうような気がする。
もし裏のほうの魅力がメインだっていうのなら、特筆すべきマンガではない気もするしね。

「仕切るの?春日部さん」 全3巻 竹内元紀

  • 2008/01/04(金) 23:19:20

前から少し気にはなっていた作品。友人が面白いというので買ってみた。

仕切るの? 春日部さん (1)仕切るの? 春日部さん (1)
(2005/07/26)
竹内 元紀

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作品紹介
〜生徒会長・春日部すみれは会長なのにおばかさん。書記のシンディーも会計の日高徹もロボット生徒のモロヤマも全員おばかさん。校長も。唯一まともな副会長のメガネが一人で全員にツッコミます…。正統派学園ギャグ〜

って一応公式の内容説明なんだけど、どの辺が正統派なのかはまったく不明。
とにかく下ネタのオンパレード。それも結構直接的な表現が多かったり。
個人的には笑いを取るための手段の一つとして下ネタはありだとは思う。
でも下ネタのみっていう笑いはどうかなぁ?

アクセントに使うとか、そういうキャラが一人居る程度ならわかるんだけど、始終下ネタ。
突っ込み役のキャラ以外はとにかく、なにかとエロに持っていこうとする。
中学生男子の頭の中を馬鹿馬鹿しく表現しましたって感はわかるし、言葉遊びであったり、テンポのよさであったり、この人のネタのセンスは悪くないと思うんだけど。
はっきり入ってくどい。凄くもたれる。中身はものすごく薄いのに、読むのにひたすら時間がかかる。というのも、もう一話読もう。もう一ページ先を見たいという気がまったく起きないから。

読み方にも工夫が要るかもとは凄く感じた。
雑誌にコレが掲載されてて、他のマンガを読んでる途中の箸休めみたいな読み方なら意外とすんなり読めるかもしれない。
でも単行本で読むのは正直しんどい。

このマンガのギャグは非常に人を選ぶので、合う人には合うんだろうな。
自分には合わなかったというだけで、このマンガ自体の面白みがまったく理解できないわけでもないし、コレはコレで面白い経験ではあったと思う。
もう一回読もうとは思わないけど。

このマンガを面白いと言ってた友人には不評だったけどコレだったら「学園革命伝ミツルギ」のほうが面白いと思うなぁ。

「ぴよぴよ−水上悟志短編集vol2−」 水上悟志

  • 2008/01/03(木) 17:41:42

短編集が面白い作家さんって本物だと思うな。

ぴよぴよ―水上悟志短編集Vol.2ぴよぴよ―水上悟志短編集Vol.2
(2007/01/26)
水上 悟志

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ホントはVol1の「げこげこ」から読みたかったんだけど、手に入らなかったから仕方なくVol2から読んでみた。
短編集ということで、どっちが先ってのもないみたいだから良かったけど。

水上悟志の作品は淡々と進んでたり、ベタっぽいギャグとかをさらっと見せてきたりするんだけど、結構強いメッセージ性を持ってたりする。
それも「人類の行く末」みたいな壮大なものでもなければ「神とは」みたいな哲学的な事なんかでもなく、「日常の中のちいさな幸せを大事にしよう」みたいな、ともすればちょっと青臭さすら感じるようなものだったりする。

それでも、そんな穿った感情は抱く事無く、かといってそこから生きる勇気を貰うってほどは強烈でなく、じんわりと心に残るような非常に心地いい読後感を与えてくれる。
キャラクターのデザインもそうだし、ギャグのノリもそうなんだけど、全体的に毒が少ないかrなのかな。

長編でヒットを出した作家の短編集を見てみてがっかりした事がなんどもある。
短編で面白くみせるってのは凄く難しいことなんだろうと思う。
それでも短編が面白い作家さんの短編は割りと当たり外れがなく面白かったりする。
きっとそういう作家さんは感覚的にか理論的に的にかはわからないけど、物語を面白くみせるコツってのをつかんでるんだと思う。

水上悟志って人はそのコツを持ってる人なんだな。
そういう人は安心して作家買いができるから、非常にありがたい。

「おやすみプンプン」 2巻 浅野いにお

  • 2008/01/01(火) 20:59:47

おやすみプンプン 2 (2) (ヤングサンデーコミックス) おやすみプンプン 2 (2) (ヤングサンデーコミックス)
浅野 いにお (2007/12)
小学館

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1巻見たときはどうしたもんかって思ったけど、思ったよりも普通だったな。

相変わらず、シュールというか不条理や狂気といったものが、演出としてチョロチョロ出て来てはいるけど、伝えようとしているメッセージ的なものは割りと単純なのかなって感じ。

基本は他の作品と変わってない気がする。
子供の成長とともに見せる、世界のいいトコわるいトコはこんなんですよ的な。
「虹ヶ原ホログラフ」は正直わかんないけど、言ってるところは「すばらしい世界」に通じるものがあるのかな。
プンプンの環境や年齢もあるし、まだ答えは出てないんだけど、最終的にはポジティブな答えが出るんだろうし、それでいいとも思う。

ただそこまでに至るスト―リーというか、経過を細かに見れるところが面白いな。
プンプンや神様が居ないと、少しストレートすぎる気もするし、いい感じのバランスだし、1巻のときは少し心配したけど、やっぱり面白いな。

せっかくだし、プンプンがある程度大人になるところまでは続けて欲しいな。
いつの間にか、神様が見えなくなったりするのかもしれないし、最後までプンプンはプンプンのままなのかもしれないけど、それがどう変わるのかが楽しみ。

「おやすみプンプン1巻のレビューはコチラ」