「サムライうさぎ」 5巻 福島鉄平

  • 2008/04/06(日) 23:38:20

サムライうさぎ 5 (5) (ジャンプコミックス)サムライうさぎ 5 (5) (ジャンプコミックス)
(2008/04/04)
福島 鉄平

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ジャンプコミックスで純粋に先の展開を心待ちに出来る作品の数少ない一つだな。

割と早い段階で、講武館とうさぎ道場の対立関係は伏せてあったけど、ソレが目に見えて展開に絡んできた5巻。
鰐淵が画策する道場同士の御前試合って流れを見たときは、このマンガにまで「天下一武道会」を持ち込まないでくれって、本気で凹んだんだけど、5巻を読んでひと安心。
確かに「対決」「大会」ってお決まりのジャンプに展開になってはいるけど、あくまで中身はサムライうさぎだった。

4巻の最期で、新しい門下生を引き連れてくるとともに自分はやめると出てった摂津正雪の進退と、過去のエピソードをもってきて、しっかりと泣かせどころをつくりつつ、新キャラの穂波と風間の定着化を図るって流れは無駄がなくて、構成の巧さを感じる。

ただ、多少不満というか、ジャンプの宿命というか。
1回戦が終わって2回戦へという流れでも、今度は穂波をスポットに当てて展開していくのはいいんだけど、その間が少しないんだよね。
1回戦のエピソードを志乃に語る摂津なんかの小ネタ見たいのを少なくとも1回分を使ってやって欲しいというか、展開が早いのは嬉しいんだけど、本来のストーリーマンガでは描かれないような、エピソードとエピソードの幕間劇みたいのはもう少し分量欲しいなって思った。
もちろん伍志乃の絡み中心でね。

相変わらず、微妙な売れ行きで、先行きに不安を抱かなくもないけど、6巻が楽しみだ。