「70億の針」 1巻 多田乃伸明 

  • 2008/11/23(日) 13:07:15

★★★☆☆1巻では何とも言えないなぁって感じ。

70億の針 1 (1) (MFコミックス フラッパーシリーズ)70億の針 1 (1) (MFコミックス フラッパーシリーズ)
(2008/11/22)
多田乃 伸明

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作品紹介
〜常にヘッドホンを付け、孤独に生きる少女ヒカル。彼女はある日夜空に浮かぶ謎の物体と遭遇し、意識を失う。そして彼女は……。
ヒカルの意識に住み着いた謎の存在「テンガイ」
ヒカルとテンガイ、2つの存在が意思を通わせる時壮大なSFドラマの幕があける〜

と、自分で作品紹介を書いておいてなんだけど、壮大なドラマになるかどうかは正直まだわからない。
この作品が「20億の針」という有名なSF小説をオマージュしてる作品らしいと言うのは帯をよんだりするとわかるんだけど、なにぶんその作品を知らないからイマイチ、ソレが何を意味してるのかはまだピンとこない。

それよりもどちらかと言えば展開が「寄生獣」に近いような印象を受ける。
体を貸してるほうは、宇宙人(とよんでいいのかは定かじゃないけど)との遭遇で、様々な問題に巻き込まれ、ドラマの中で色々と成長したりゆがんだり。
一方宇宙人のほうは人間と邂逅することで多くのことを学ぶ。
その過程で「人とは」「生命とは」みたいなちょっと哲学入ってるようなエピソードを魅せるという展開になりそうな予感。
主人公が孤独な女子高生と言う設定なので、まぁ絵的にも萌えまではいかないないだろうけど、青春エピソードもちょっと入りそうな感じでもあるかな。

絵に関しては好き嫌いが分かれるかもな独特の絵。
下手ではないし、背景演出なんかもしっかり描かれてるからページが薄ら寂しいなんてことはないんだけど、キャラクターの主線がミリペンでカリカリっとやったような感じなのは一癖ってところかも。
「太陽戦士サンレッド」みたいな描き方だなとは思った。
いわゆる萌え絵ではないけど、その内弁慶&少し天然な性格ともあいまってヒロインには愛着がもてるし、ヒカルとテンガイのキャラクターを活かしつつな流れを期待したいな。

帯のコメントが「出渕裕」とか業界著名人が書いてるし、壮大なSF感は出てる。出てるんだが、はたしてそれに見合うだけのものが見れるのかは少し心配。
けど、こういうのにあえて手を出して、いい感じに佳作感が出てくるのを見る楽しみってあるんだよな。ギャンブルだけど。
7〜8冊は続いて欲しいけど……はてさて。