「GIANT KILLING」 1・2巻 作綱本将也 画ツジトモ

  • 2007/08/31(金) 15:19:27

「GIANT KILLING」 1・2巻 作綱本将也 画ツジトモ

あらすじ
〜FAカップを1部プレミアのチームと戦うまでに勝ち続けたイングランド5部のアマチュアクラブ、イーストハム。その快進撃を支えたのは1人の日本人監督だった。
その正体は達海猛、35歳。かつて日本代表にも名を連ねたその男は自らの出身チームであるEastTokyoUnitedに監督として凱旋することになる。
万年降格圏内で奮わないETUは達海の指導の下どう生まれ変わるのか?〜

今までのサッカーマンガとは一線を画し、監督が弱小チームをいかに強く育て上げるかに主眼を置いたのは面白い。
自由気ままな監督達海に振り回される選手やコーチ陣などはしっかりとキャラクターを作りこまれているので、そこに生まれる人間ドラマは、普通のスポ魂とはまた違う味がある。

弱いものが強いものを倒すという意味の「GIANT KILLING」をタイトルに持ってきている分、発想力豊かな試合展開には期待が持てそう。

ただいくつか気になる点も。
まだ本編では開かされてないが、最終的な目標をどこにおくのかが心配。
Jリーグのシーズン制覇が目標なのか、それともシーズン制覇を成し遂げた時点で、クラブW杯的なものに目標を吊り上げるのかはわからないが、あまりインフレ状態になると「弱いものが戦い方を工夫し強いものを倒す」というこのマンガの面白さの根幹を否定するような展開になりそうなんだよな。

サッカーに限ったことじゃないけど、古くから何度もマンガにされているテーマを題材にするのは凄く勇気が居ることだと思う。
そんな中でこの作者は新しい魅せ方に挑戦してると思うので、ぜひとも巧くいってほしい限り。
まぁ講談社もプッシュしてるみたいだし、結構HITはしそうな予感。
欲を言えばもう少し画的な面で、サッカーの動きの連続性の表現みたいなモンが欲しいかも。

GIANT KILLING 1 (1) (モーニングKC) GIANT KILLING 1 (1) (モーニングKC)
綱本 将也 (2007/04/23)
講談社

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