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「TISTA」 全2巻 遠藤達哉
- 2008/10/27(月) 13:36:31
★★★★☆ジャンプ本誌では味わえない魅力がある作品。
![]() | TISTA 2 (2) (ジャンプコミックス) (2008/09/04) 遠藤 達哉 商品詳細を見る |
作品紹介
〜舞台はサイレンの鳴り止むことのない街ニューヨーク。悪がはびこるこの街で起こる連続狙撃事件。義賊のような行いを続ける殺し屋、シスターミリティアの正体は過酷な運命を背負う可憐な少女。感情を殺し、使命を全うする日々を送っていたティスタはある日画家を目指す青年アーティーと出会い…〜
ジャンプで味わえないと言ったのはひとえに、この作品には始終ダークな雰囲気が漂うから。
画力、描きこみともに高水準に仕上げられた画はもちろん、コマ割や構図などの演出面もよくできていた初めての連載であることを感じさせない出来栄え。
裏社会の非道さや、宗教の持つ怖さ、人間の業の深さ等、メインのキャラクターが背負わされるものは決して軽くない。それでも世界に絶望することなく、まっすぐに戦おうとするキャラクターたちが魅せてくれるドラマは、しっかりと少年マンガになっており、力強く生きようとするキャラたちへ深く感情移入をさせられてしまう。
ひとつ疑問なのは全体的な話のつくり。
全2巻というのは予定調和なのか、打ち切りなのか。
必要最低限の話数でしっかり風呂敷はたたまれているが、後半のまとめ方、特にキャラの相関関係には少し強引さが見て取れるし、主人公のキャラや能力をもう少し深く掘り下げたエピソードももう少し見たかったというのも本音。
冗長になるよりはよっぽどいいんだけど、出来がいい分少し贅沢を言いたくなってしまう。
キャラも可愛いし、細かな掛け合いも描ける人。
ダークヒーロー的な感じのもいいけど、絵柄に非常に魅力のある人なのでポップな感じのも読んでみたいかも。
まだこれだけしか読んでないけど、この作家さんは好きだな〜、次回作にも期待。
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